秋田県立美術館
実写(ライセンス済み)掬茶 / CC BY-SA 4.0

秋田市・中通No.1252★★地図で見る →

秋田県立美術館

culture穴場——実はすごい

安藤忠雄が設計した秋田市中心部の美術館。藤田嗣治の大壁画《秋田の行事》を展示するために建てられ、秋田の祭りと生業、冬の暮らしが一枚の画面に並ぶ。駅から歩いて行ける。

  1. 起点秋田駅(秋田新幹線・JR各線)
  2. 徒歩約10分秋田駅西口から徒歩
  3. 秋田県立美術館

狙い目

《秋田の行事》はこの館の象徴で、建物そのものがこの絵のためにある。隠れた名所ではない。付け加えたいのは、同じ階のミュージアムラウンジだ。窓の向こうに水庭、その先に千秋公園と旧館の屋根が並ぶ。あの屋根と円い窓は、藤田の助言で、大壁画に光が降り注ぐように設計されたものだ。

場所

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見どころ(歩く順)

秋田県立美術館 エントランスホールの螺旋階段掬茶 / CC BY-SA 3.0
  1. エントランスホールの螺旋階段柱も壁の支えもない螺旋階段。三角形の天窓から光が入る
  2. 大壁画ギャラリー二層吹き抜けの展示室。《秋田の行事》は縦3.65m・横20.5m
  3. ミュージアムラウンジ水庭に面したソファ席。コーヒーは川連漆器の器で出てくる
  4. 秋田市文化創造館通りの向かいに残る旧県立美術館。今は市の文化施設
  5. 千秋公園通りの向かいの公園。四季の景色がラウンジの窓を満たす

実際の行き方

  1. 東京駅→秋田駅(秋田新幹線こまち・乗り換えなし)。
  2. 秋田駅西口→エリアなかいち(西へ徒歩約10分・約700m)。
  3. エントランスホール→上階の大壁画ギャラリーとミュージアムラウンジ。
  4. 通りを渡って旧館と千秋公園へ。
秋田駅から歩く
秋田駅は秋田新幹線こまちの終点で、JR奥羽本線・羽越本線・男鹿線も集まる。西口を出て、仲小路をまっすぐ西へ。美術館までは約700m、歩いて10分ほどだ。
秋田駅へ戻る
同じ道を東へ戻る。新幹線も在来線も空港リムジンバスも秋田駅から出るので、乗り継ぎを探す必要はない。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

美術館は秋田駅の西、エリアなかいちの一角に建つ。設計は安藤忠雄。打ち放しのコンクリートを三角形のモチーフでまとめ、通りの向かいに残る旧館の三角屋根に応えた。エントランスホールでは、柱も壁の支えも持たない螺旋階段が吹き抜けを上っていく。建物の主役は2階にある。二層分の高さをとった展示室が、一枚の横長の絵のために用意された。藤田嗣治が「秋田の全貌」をテーマに描いた《秋田の行事》で、祭りのにぎわいから冬の暮らしまでが一続きに並ぶ。

おすすめの楽しみ方

まず大壁画を見て、それからラウンジのソファへ。水庭に向いて腰を下ろせる。帰る前にミュージアムショップものぞきたい。樺細工や曲げわっぱ、漆器など、秋田の伝統工芸品が並ぶ。そのあと通りを渡って旧館を眺め、千秋公園へ歩くとよい。

歴史・背景

壁画の始まりは、秋田の資産家で美術収集家の平野政吉と藤田の交友にある。二人は東京で出会い、1936年に藤田の妻マドレーヌが急逝すると、秋田に美術館を建てることで合意した。藤田は1937年、平野がアトリエとして貸した蔵で《秋田の行事》を描く。美術館の計画は戦時下で中止となったが、1967年、千秋公園内に県立美術館が開館し、平野のコレクションを公開した。2013年に現在の建物へ移転。旧館は2021年、秋田市文化創造館として生まれ変わった。

行く前に

現金
観覧は有料。特別展は別料金になり、高校生以下は無料。
行く前に
メンテナンスや展示替えによる不定期の休館があり、その間は大壁画を見られないこともある。出かける前に公式サイトで確認を。専用駐車場はないので、車なら近くの有料駐車場を使う。竿燈まつりの期間などは開館時間が延びることがある。
別ルート
空路なら、秋田空港からリムジンバスで秋田駅西口まで約40分。交通系ICカードが使える。あとは駅から同じ道を西へ歩く。
降りたあと
西口を出て、まっすぐ西へ。美術館はエリアなかいちの中にあり、通りを挟んで千秋公園と向かい合う。