東長寺
実写(ライセンス済み)Nick-D / CC BY-SA 4.0

福岡・博多旧市街No.1162★★地図で見る →

東長寺

history穴場——実はすごい

博多旧市街の寺町にある真言宗の寺。地下鉄の出口から1分のところに、台座の中を歩いて抜けられる木造の福岡大仏が座っている。寺伝では、唐から帰った空海の創建とされる。

  1. 起点博多駅
  2. 約10分地下鉄・博多から1駅
  3. 降車祇園駅(福岡市地下鉄空港線)
  4. 徒歩
  5. 東長寺

狙い目

ここは歩かれた道の上にある有名な寺で、掘り出しものではない。見落とされているのは寺そのものではなく、その内側だ。五重塔は歩道からでも十分に絵になるので、大仏殿へ入らずに済ませる人が少なくない。しかも大仏殿は境内より短い時間で閉まる。ここでの静けさは、時間帯を選ぶより先に、扉をひとつくぐるかどうかで決まる。

場所

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見どころ(歩く順)

東長寺 六角堂Hirho / CC BY-SA 4.0
  1. 山門地下鉄の出口のすぐ横。寺町の通りへそのまま開いている
  2. 五重塔檜を組んだ朱と黒の五層。頂に金色の相輪が立ち、背後はオフィスビル
  3. 大仏殿高さ10.8mの木造釈迦如来坐像。台座の内側が歩いて抜ける通路になっている
  4. 六角堂石段の上に立つ六角形の小さな仏殿。内部に回転式の仏龕を納める
  5. 黒田家墓所福岡藩主の石塔が並ぶ、塀で囲われた境内の一角

実際の行き方

  1. 博多駅→祇園駅(福岡市地下鉄空港線・1駅)。
  2. 祇園駅1番出口→山門(徒歩約1分)。
  3. 先に大仏殿へ入って台座の中の通路を抜け、それから五重塔と六角堂へ回る。
  4. 同じ門から出て、承天寺など博多旧市街の寺町へつなげる。
福岡市地下鉄空港線・博多駅から1駅
博多駅→(地下鉄空港線・1駅)→祇園駅、1番出口から徒歩約1分。空港線は日中の本数が多く、時刻表を調べる必要はない。改札は「はやかけん」など全国相互利用のICカードと切符の両方が使える。
祇園駅から戻る
祇園駅から博多駅へは1駅、反対方向は中洲川端・天神へ続く。夜まで本数があるが、遅くまで滞在するならホームで終電を確かめておきたい。
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どんな場所か

東長寺があるのは博多旧市街の御供所町、寺の集まる一角で、まわりはオフィスビルとホテルに囲まれている。境内の中央には総檜造の五重塔が約26mの高さで立ち、背後に並ぶビルの窓もそのまま画面に入ってくる。塔の奥が福岡大仏の大仏殿で、檜を彫った釈迦如来坐像が納まっている。ほかに六角形の仏殿、福岡を治めた黒田家の墓所、大師堂がひとつの敷地に収まる。境内は歩いて回りきれる広さで、だから列車の合間に寄る使い方が成り立つ。

おすすめの楽しみ方

境内は9:00〜17:00、大仏殿の拝観は16:45まで。夕方に着くなら大仏殿を先に見て、五重塔は帰りに見上げるのが順番として正しい。境内は数分で回りきれるので、列車の待ち時間にちょうど収まる。同じ駅からもうひとつの古刹・承天寺へも歩けるので、寺町をそのままつなげられる。

歴史・背景

寺伝では大同元年(806年)、唐から帰った空海——弘法大師——が海辺に伽藍を建て、密教が東へ広まることを祈ったという。福岡市はこれを、弘法大師が創建した寺としては日本最古と紹介している。回転式の仏龕を納めた六角堂は天保13年(1842年)の建立で、市指定の建造物。境内に並ぶ福岡藩主・黒田家の墓所は市指定史跡だ。福岡大仏そのものが完成したのは平成4年(1992年)にあたる。

行く前に

現金
境内へは通りからそのまま入る。大仏殿や宝物室の拝観料については、市や県の観光ページに記載がない。決め打ちせず現地で確認するのが確実だ。地下鉄は「はやかけん」など全国相互利用のICカードと現金の両方が使える。
行く前に
大仏殿は境内より先に閉まる。台座の中の通路は本当に照明がなく、足元の不安な人を連れて入る場所ではない。境内は狭く、行事の日——とくに2月初めの節分祭——は混み合う。
別ルート
福岡空港から来るなら、同じ空港線が乗り換えなしで博多を経て祇園まで通じている。天神からは反対方向へ2駅。
降りたあと
祇園駅の1番出口は寺の面する通りに出る。門まではほんの数歩で、福岡市の案内も「1番出口すぐ」と書いている。