
広島南・竹原No.615★★地図で見る →
たけはら町並み保存地区
瀬戸内の小さな町に残る、塩で栄えた商家の通り。保存地区は歩いて往復できる広さで、斜面に建つ寺の舞台に上がれば、瓦屋根の連なりがひと目で見渡せる。
- 起点広島駅
- 約1時間45分JR呉線+徒歩
- 降車竹原駅(JR呉線)
- 徒歩
- たけはら町並み保存地区
狙い目
竹原は知られていない町ではない。ニッカウヰスキーゆかりの地としても、アニメの舞台としても人が訪れる。静けさをつくっているのは立地のほうだ。新幹線は停まらず、呉線の間隔は広い。だから列車の到着に合わせて短く混み、そのあいだはまた空く。
場所
広島のほかの記事 25件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 道の駅たけはら保存地区の入口に立つ道の駅。観光案内所が併設されている
- 旧松阪家住宅製塩で財を成した浜旦那の邸宅。うねる屋根と正面の格子が特徴
- 竹鶴酒造ニッカウヰスキー創業者を生んだ造り酒屋の通りに面した構え
- 旧笠井邸公開されている商家。町並み雛めぐりの会場にもなる
- 西方寺・普明閣通りの上に柱で張り出した舞台造りの堂。清水寺を模して建てられた
実際の行き方
- 広島駅→竹原駅(JR呉線・約1時間30分〜2時間)。
- 竹原駅→保存地区(北東へ徒歩約15分)。
- 道の駅たけはらから本通りを端まで歩き、石段を上って普明閣へ。
- 同じ通りを戻り、決めておいた便に合わせて竹原駅へ。
- 広島駅からJR呉線
- 広島駅から竹原駅までは、JR呉線で列車によりおよそ1時間30分から2時間。高速バス「かぐや姫号」なら広島駅から約1時間10分で、こちらも竹原駅前に停まる。運賃は経路によって違うので、当日確認するとよい。
- 竹原駅から戻る
- 広島方面・三原方面とも発車間隔が広いので、保存地区に入る前に何時の便で帰るかを決めておきたい。列車の時刻が合わないときは高速バスが代わりになる。東へ向かうなら、呉線を北上して三原駅で新幹線に乗り継げる。
どんな場所か
保存地区があるのは、瀬戸内の海岸から数本内側に入った竹原市本町。広さはおよそ5ヘクタールで、一本の本通りと脇の小路だけ。地図を見なくても端まで歩ける。建物は当時の商家がそのまま残ったもので、漆喰の壁、格子の構え、狭い間口の奥へ深く伸びる敷地が並ぶ。通りの上には、柱で支えた舞台造りの堂が突き出していて、地区で唯一の広い眺めをつくっている。竹原が「安芸の小京都」と呼ばれるのは、この土地が京都・下鴨神社の荘園として開けたことに由来する。
おすすめの楽しみ方
広島駅からは呉線でおよそ1時間30分から2時間、高速バス「かぐや姫号」なら約1時間10分。通りそのものに1〜2時間みておき、そこへ普明閣への上りを足すとちょうどいい。石段は短く、そこから見下ろす瓦屋根が、この町でいちばん知られた眺めだ。歩き出す前に帰りの便を確かめておきたい。一本逃すと待ち時間が長い。
歴史・背景
竹原の町は、中世の終わりごろに港を控えた市場集落として形をとった。江戸時代に塩田が導入されると町の運命はそれに従い、廻船業と酒造業がともに育っていく。この地区が国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されたのは1982年、種別は製塩町だった。通りに残る建物のひとつが、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝を生んだ造り酒屋である。
行く前に
- 現金
- 通りを歩くだけなら費用はかからない。公開されている商家はそれぞれ入館料を取り、開館日も建物ごとに違うので、着いたら道の駅たけはらの観光案内所で両方を確かめておく。小規模な公開施設はカードが使えないこともあるため、現金を持っていくこと。
- 行く前に
- 建物ごとに休館日があり、通りが開いていても中は閉まっている場合がある。普明閣への石段は急で照明もないので、上るなら明るいうちに。ここは野外博物館ではなく人が暮らしている町で、小路の歩き方もそれに合わせたい。
- 別ルート
- 新幹線で三原駅まで来て、呉線を南下する行き方もある。大阪・京都・福岡方面から向かうなら、広島経由よりこちらのほうが近い。
- 降りたあと
- 竹原駅から保存地区は北東方向、平坦な道を約15分。道の駅たけはらが入口の目印で、その裏手からすぐ町並みが始まる。