サロベツ原野
実写(ライセンス済み)MaedaAkihiko / CC0

道北・豊富No.911★★地図で見る →

サロベツ原野

〜日本最大の高層湿原と木道〜

nature穴場——実はすごい

北海道の北の端、利尻礼文サロベツ国立公園に広がる泥炭の湿原。湿原センターから木道が一周し、建物が閉まっている時間帯も歩ける。

  1. 起点稚内駅
  2. 約40分JR普通+自転車かタクシー
  3. 降車豊富駅(JR宗谷本線)
  4. そこから
  5. サロベツ原野

狙い目

穴場ではない。ここは国立公園の玄関口で、夏には観光バスも寄る。人を減らしているのは道のりのほうだ。原野を走っていた路線バスはもう無く、駅から先は貸自転車かタクシー、あるいは前日までに予約する乗合バスに頼ることになる。木道まで辿り着く人は、たいてい段取りをしてきた人だ。

場所

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見どころ(歩く順)

サロベツ湿原センターMaedaAkihiko / CC0
  1. サロベツ湿原センター湿原の成り立ちと、かつての泥炭採掘を伝える展示
  2. 木道の周回路全線が平らでバリアフリー。途中にテラスとベンチ
  3. エゾカンゾウ朝に開いて夕方には閉じてしまう、橙色の一日花
  4. 泥炭の採掘跡地掘り出されたあと、湿原へ戻す作業が続く一角
  5. 原野の鳥春と秋に渡るガンやハクチョウ、冬に来るワシ

実際の行き方

  1. 稚内駅→豊富駅(JR宗谷本線・普通または特急)
  2. 豊富駅前で観光情報センターの貸自転車を借りるか、地元のタクシーを呼ぶ。乗合バスは前日までの予約制
  3. 西へ進んでサロベツ湿原センターへ。泥炭と湿原の展示を見てから外に出る
  4. 建物の裏から木道の周回路へ。ひと回りして同じ扉に戻る
稚内駅からJR宗谷本線
稚内駅→(JR宗谷本線 普通・約40分)→豊富駅。特急も豊富に停まり、札幌から約4時間20分、旭川から約3時間。駅前から湿原センターまでは西へ約7km。
同じ線で戻る
宗谷本線は本数が少なく、豊富から北へ戻る最終も都市の感覚より早い。駅を出る前に帰りの列車を決めておきたい。自転車を借りるなら、貸出をしている駅前の観光情報センターが夕方には閉まることも頭に入れておく。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

サロベツ原野は、北海道の北の端、サロベツ川の流域にできた泥炭の湿原だ。国内の湿原では3番目に広く、高層湿原としては日本で最大になる。高層湿原は川ではなく雨から水を得るので、土地は栄養に乏しく、わずかな養分で生きられる植物だけが根を下ろす。湿原センターから伸びる木道は、その地面へ一周1kmで出て戻る。全線が平らでバリアフリー、途中にテラスとベンチが置かれている。登る坂もなければ、視界をさえぎる林もない。

おすすめの楽しみ方

木道は時間を問わず開いているので、建物が開くのを待たずに原野へ出られる。サロベツを代表するエゾカンゾウは6月下旬から7月初めが盛りで、一輪ずつが朝に開いて夕方には閉じる。5月から9月にかけて花は入れ替わり続けるから、夏の後半に行っても空振りにはならない。

歴史・背景

木道の下にあるのは、腐りきらずに残った植物の亡骸だ。水に浸かって空気が届かず、そのまま泥炭として積み重なった。燃料や土壌改良材として掘り出された跡地は、いま湿原へ戻す作業が続いている。2005年、国際的に重要な湿地としてラムサール条約の登録簿に載った。いまの建物は2011年、環境省の案内施設として開き、地元の認定NPOが管理と運営を担っている。

行く前に

現金
センターに入館料の掲示はない。駅前の自転車もタクシーもその場払いなので、カード頼みにせず現金を持っておく。
行く前に
湿原センターは5〜10月が9時から17時で休館日なし、11〜4月は10時から16時で、月曜と年末年始が休み。木道はペットを連れて入れない。周回路に出てしまえば、風をよけるものは何もない。
別ルート
車なら稚内から約40km、旭川から約210km、札幌から約280km。北の海沿いを回るなら、稚内でレンタカーを借りるのが現実的だ。
降りたあと
自転車でもタクシーでも、降りるのは湿原センターの前。木道は建物の裏から始まり、同じ扉へ戻ってくるので、別に入口を探す必要はない。