大崎八幡宮
実写(ライセンス済み)Tak1701d / CC BY-SA 3.0

宮城・仙台・八幡No.1211★★地図で見る →

大崎八幡宮

history穴場——実はすごい

仙台市西部、杜の高まりに建つ黒と金の社殿。伊達政宗が造営し、国宝に指定されている。内も外も漆と彩色と飾金具で覆われているが、境内を歩くこと自体は無料だ。

  1. 起点仙台駅
  2. 約30分JR仙山線+徒歩
  3. 降車東北福祉大前駅(JR仙山線)
  4. 徒歩
  5. 大崎八幡宮

狙い目

ここは仙台の定番周遊コースに組み込まれた名所で、穴場ではない。違いが出るのは入り方のほうだ。バス停も駐車場も社殿のすぐ近くにあるので、何の前置きもなく黒と金の正面に立ててしまう。石段と白木を積み重ねていく表参道は、意識して選ばないと通らない道になる。

場所

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見どころ(歩く順)

長床Akaniji / CC BY-SA 3.0
  1. 表参道の石段通りから境内へ上がっていく石の階段
  2. 石鳥居表参道に立つ、県指定文化財の石の鳥居
  3. 長床白木のまま建つ国の重要文化財。くぐって境内へ入る
  4. 拝殿の正面桁行正面七間・入母屋造の国宝。黒漆と極彩色に飾金具が重なる
  5. 石の間の格天井花や薬草が数多く描かれた、格子状の天井

実際の行き方

  1. 仙台駅→東北福祉大前駅(JR仙山線)。
  2. 駅から南へ徒歩12〜15分で神社へ。
  3. 表参道の石段を上り、石鳥居を抜けて長床をくぐる。
  4. 拝殿の正面に出て、石の間の天井を見上げる。
仙台駅からJR仙山線
仙台駅からJR仙山線で東北福祉大前駅へ。同名の大学の脇に置かれた各駅停車の駅だ。そこから神社までは徒歩12〜15分で、どの参道に向かうかで差が出る。神社の公式案内は15分、短いほうの道は北参道へ出る。
東北福祉大前駅から戻る
来た道を戻り、仙山線で仙台方面へ。ホーム1面の通勤路線の駅なので、夜は本数が落ちる。長居するつもりなら、ホームの発車時刻を先に見ておくとよい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

大崎八幡宮は、仙台市西部・八幡の杜の高まりに建つ。本殿と石の間、拝殿がひと続きの屋根で結ばれた権現造で、この形式としては現存最古とされる。柱も壁も内外ともに漆を塗り、胡粉の下地に彩色を重ね、彫刻と飾金具で覆う。文化庁は、仙台地方に移入された桃山建築の優秀な遺構だと記している。そのわりに、そこへ向かう参道は素っ気ない。石段を上り、石の鳥居を抜け、白木のままの長床をくぐる。

おすすめの楽しみ方

所要は30分ほどを見ておけば足りる。大事なのは時間より順番で、石段、白木の長床、それから色、と歩きたい。1月14日は同じ境内が松焚祭(どんと祭)の場になり、正月飾りを焚き上げる火と裸まいりで埋まる。静かな日ではなく、別の日だと思ったほうがいい。9月の例大祭には、流鏑馬神事が境内で行われる。

歴史・背景

社伝では、坂上田村麻呂が八幡神を陸奥へ勧請したことに始まるという。室町期に大崎氏が守護神として祀り、社号もそこで定まった。伊達政宗は仙台開府にあたって、これを現在地へ移している。社殿には「慶長拾二年丁未八月十二日造立」の棟札が納められ、慶長12年=1607年の造立が確かめられる。本殿・石の間・拝殿が国宝に指定されたのは1952年だ。

行く前に

現金
境内を歩くこと自体に料金はかからない。仙台駅から市営バスを使う場合、仙台市の観光案内は片道230円を目安として示している。JRなら運賃は駅で精算する形だ。お守りや祈願の受付は別途なので、少しの現金は持っておきたい。
行く前に
表参道は石段だ。仙台市の観光案内も、バス停から社殿までの間に階段があると断っている。車いすの場合は、駐車場のある北参道側へ回るよう案内されている。1月14日は境内が火祭りの場になり、混み合う。
別ルート
仙台駅西口のバスターミナルからは、仙台市営バスが「大崎八幡宮前」まで走る。宮城県の観光案内では約20分、下車後は徒歩5分とされている。仙台城跡も回る観光循環バス「るーぷる仙台」もここに停まる。
降りたあと
東北福祉大前駅からは、国見・八幡の街路を南へ歩く。大通り寄りに出れば石段のある表参道、北参道なら高低差が少なく社殿に近い。