奥集落
実写(ライセンス済み)Kugel~commonswiki / CC BY-SA 4.0

沖縄本島北部・国頭村No.830★地図で見る →

奥集落

〜やんばる北部の茶と共同店の村〜

local穴場——実はすごい

沖縄本島の北東の角にある集落。住民が出資した県内最初の共同店がここで生まれた。家並みの背後の斜面には茶畑が広がり、東海岸を走る県道はこの交点から始まる。

  1. 起点那覇
  2. 那覇から半日辺土名までバス・その先は車
  3. 降車辺土名バスターミナル(国頭村の交通拠点)
  4. そこから
  5. 奥集落

狙い目

隠れているわけではない。ただ遠い。北へ向かう道だけで午前中が終わり、バスはずっと手前で尽きる。ここまで来る人はたいてい、来ようと思って来た人だ。それが静けさの正体である。

場所

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見どころ(歩く順)

奥共同店Kugel~commonswiki / CC BY-SA 4.0
  1. 県道70号の起点海沿いの国道との交点。ここから東海岸の道が始まる
  2. 奥共同店沖縄で最初の住民出資の店。いまも集落の売り場
  3. 集落背後の茶畑酸性の赤土の丘陵に植えられた地元の茶「奥みどり」
  4. 奥ヤンバルの里森との境、集落のはずれに建つコテージ型の宿

実際の行き方

  1. 那覇から北行きのバスで名護へ。名護で西海岸を北上する便に乗り換え、国頭村の辺土名まで行く。
  2. 辺土名からはレンタカーかタクシーで。海沿いの道を北へ、辺戸岬を回って奥へ入る。
  3. 共同店の近くに車を置き、路地と背後の斜面を歩き、東海岸の道が始まる交点を見ておく。
  4. 帰りの段取りは出発前に決めておく。ここは島の道路網の行き止まりに近い。
北行きのバスで辺土名まで、その先は車
那覇から名護へ出て、そこで西海岸を北上する便に乗り換え、国頭村の辺土名バスターミナルまで。路線バスをあてにできるのは実質ここまでになる。その先は辺戸岬を回って島の北端を越え、東側の奥へ抜ける道が続くので、レンタカーかタクシーで進むのが現実的だ。
西海岸を戻る
帰りは来た道をそのまま、辺土名、名護と戻る。島の道路網の行き止まりに近い場所なので、帰りの段取りは着いてからではなく出発前に決めておきたい。車なら融通が利くが、バスを使うなら往路のうちに辺土名の時刻を見ておくこと。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

奥は沖縄本島の北東の角、やんばると呼ばれる森の北部を占める国頭村にある。集落のなかを海沿いに国道58号が通り、その交点から県道70号が始まって、島の東側をまっすぐ南へ下っていく。家並みの背後は酸性の赤土の丘陵で、その斜面に茶が植わっている。そして集落の真ん中に、会社ではなく住民のものである店が一軒立っている。観光のためにしつらえたものは何もない。そこが訪ねる理由になる。

おすすめの楽しみ方

店は朝早くから開いて日暮れごろに閉まり、月曜が休み。まずそこに予定を合わせる。茶摘みは春から夏の終わりまで続き、新茶は日本のどこよりも早い部類に入るので、持ち帰るならこれになる。路地と背後の斜面を歩くだけなら一時間、往復の道のりのほうが一日の中身になる。

歴史・背景

沖縄の共同店は奥から始まった。町まで買い物に出るには遠すぎる集落で、住民が金を出し合い、食料と日用品を置く店を1906年に開いた。仕組みは本島北部に広がり、離島にも渡っていった。共同店は会社ではない。利益は各戸への配当や集落の行事の費用として集落に戻り、現金の持ち合わせがない客への掛け売りも続いてきた。道が良くなり集落が高齢化するにつれて数は減ったが、奥の店はいまも開いている。

行く前に

現金
現金を持っていく。共同店は集落の売り場であってスーパーではなく、置いてあるのは日用品と地元の茶だ。両替できる場所はない。
行く前に
茶畑は仕事の場で、家々のあいだの路地は住まいの玄関先にあたる。通り抜けの道筋を外れず、人を撮るときは一声かける。島の北を回る海沿いの道は風をまともに受け、台風のときは通行止めになることがある。
別ルート
全区間を車で。名護から国道を北上し、島の先端の辺戸岬を過ぎて東側へ回り、奥まで下りてくる。道は結局同じだが、この北の区間そのものが走る価値のある道になっている。
降りたあと
辺土名バスターミナルは西海岸にあり、奥までは歩ける距離ではない。公共交通はここで終わりと考えて、残りは車かタクシーで進む。奥に着いてしまえば、見るものはどれも数分の徒歩圏にある。