
群馬西部・高崎No.1104★★地図で見る →
榛名湖
高崎の西、榛名山の火口原に水をたたえた湖。湖面からまっすぐ立ち上がる円錐が榛名富士で、カルデラができたずっと後に、その内側で盛り上がった溶岩ドームだ。
- 起点東京駅
- 約2時間30分新幹線+バス(高崎から約90分)
- 降車榛名湖バス停(群馬バス・終点)
- そこから
- 榛名湖
狙い目
榛名湖は群馬ではよく知られた場所で、行きにくくもない。高崎駅から湖畔まで路線バスが通っている。それでも観光地の並びに見えないのは、カルデラという地形のせいだ。四方を外輪山が閉じているので、目に入るのは湖と円錐と、その間を回る道だけになる。縁の外側は水面からは見えない。湖畔を歩くというありふれた行為が、開けた場所ではなく囲われた場所を歩く感覚になる。記憶に残るのは、たぶんそこだ。
場所
群馬のほかの記事 20件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 湖畔の道湖を一周する道。どちら回りでも歩ける平坦さ
- 湖畔のボート乗り場南岸の小屋で手漕ぎ・ペダル・モーターの各ボートを貸す
- 榛名富士カルデラの中央に立つ溶岩ドーム。山頂は標高1,390メートル
- 榛名山ロープウェイ湖畔の駅から山腹をたどって山頂へ上がるゴンドラ
実際の行き方
- 東京駅 → 高崎駅(新幹線)。
- 高崎駅 → 終点・榛名湖(群馬バス「榛名湖行」/榛名神社経由)。
- 榛名湖バス停 → 湖畔の道へ。どちら回りでも一周できる。
- 湖畔を東へ → 榛名高原駅からロープウェイで榛名富士の山頂へ。
- 新幹線+群馬バス
- 東京駅 →(新幹線)→ 高崎駅 →(群馬バス「榛名湖行」約90分)→ 終点・榛名湖。湖畔がそのまま終点になる。この路線は途中で榛名神社を通るので、神社と湖が一本の道でつながっている。
- 帰りも同じバス1本
- 湖に鉄道はないので、帰りは同じバスとその時刻表しかない。着いたら終点の掲示で帰りの発車時刻を確かめ、そこから折り返す時間を決めたい。下りは長い。
どんな場所か
榛名山は一つの峰ではなく、底面がおよそ20キロある大きな火山で、その頂上近くで地面が落ち込み、2キロ×3キロほどのカルデラになっている。そこに水がたまった。それが榛名湖だ。外輪山に囲まれた水面のまわりを、道が一周している。真ん中に立つのが榛名富士。カルデラができた後に押し上げられた溶岩ドームで、名前のとおりの滑らかな円錐が、水際からそのまま立ち上がっている。盆地は小さく、どこに立っても対岸が視界に入る。
おすすめの楽しみ方
ロープウェイは山の短縮版だ。湖畔の駅から山頂まで片道2分50秒。4月から11月は9時から17時(のぼりの最終は16時30分)で、冬はもっと早く終わる。順番は湖畔の道が先、ゴンドラが後がいい。一周してからのほうが、あの円錐の形がよくわかる。1月の下旬からは、氷が十分に張ればワカサギ釣りの場に変わる。
歴史・背景
カルデラは古いが、火山のほうはまだ終わっていない。榛名山では3回の噴火が知られている。どれも文献には残っておらず、東側の斜面の遺跡に降り積もった層から年代が読み取られたものだ。1回目は5世紀の初め、2回目は5世紀の終わり、そして最も大きいものが6世紀の半ばに起きている。この最後の噴火でできたのが二ツ岳で、榛名山の溶岩ドームのなかでは最も若い。湖に立つ榛名富士は、その3回よりも前からそこにある。
行く前に
- 現金
- 湖も湖畔の道も、歩くだけなら無料。ロープウェイは掲示で大人往復1,200円・子ども600円、片道は650円と320円。ボートや遊覧船は湖畔の各小屋で別料金になる。現金を持っておきたい。
- 行く前に
- ロープウェイは冬の半年は営業が短くなり、風や点検でその日だけ止まることもある。ボートと遊覧船は暖かい季節のみ。標高1,000メートルを超える盆地なので、冬でなくても冷えるし風も通る。寒い時期は湖畔の道が凍ることもある。
- 別ルート
- 車なら関越自動車道の高崎インターから約60分の登り。湖畔には無料の駐車場が数か所ある。北側からは道がそのまま伊香保温泉へ下るので、往路を戻らずに湖と温泉をつなげられる。
- 降りたあと
- 榛名湖バス停は終点で、そのまま湖畔に立っている。水際までの歩きは要らない。ロープウェイの山麓駅は湖畔を東へ徒歩約20分。ボート乗り場のほうが近い。