金屋町 千本格子の家並み
実写(ライセンス済み)Isoyan / CC BY-SA 3.0

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金屋町 千本格子の家並み

local穴場——実はすごい

高岡でいちばん古い一画。城下町の土台になった鋳物師のために造られた町で、石畳の通りが一本、格子の家が並ぶ。今も鋳物が動いていて、鋳物師町としては日本で最初に国の保存地区に選ばれた。

  1. 起点高岡駅 北口・古城公園口(あいの風とやま鉄道)
  2. 約20分高岡駅から徒歩
  3. 金屋町 千本格子の家並み

狙い目

金屋町は案内も出ているし国の選定も受けていて、駅から歩ける。隠れた場所ではない。この町にあるのは規模ではなく、続いていることのほうだ。同じ一画で、同じ生業を、四百年。工房は展示ではなく商売として動いている——通りの写真には写らないのが、そこだ。

場所

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見どころ(歩く順)

金屋町の通りMiyuki Meinaka / Public domain
  1. 山町筋駅から歩いてくる途中にある、土蔵造りの商家の通り
  2. 金屋町の石畳足元の石。ところどころにハートや星の銅片が埋まっている
  3. 高岡市鋳物資料館同じ町から出た鋳型・道具・古文書と、初期の鋳物製品
  4. 鋳物・錫の工房道に面した仕事場。短時間の製作体験を受けているところもある

実際の行き方

  1. 高岡駅北口→山町筋(北西へ向かう途中、土蔵造りの通り)。
  2. 山町筋→金屋町(石畳に変わり、格子の家並みが始まる)。
  3. 通りを歩きながら、石畳に埋め込まれた銅の形を探す。
  4. 端の鋳物資料館で締めるか、工房の体験に入る。
高岡駅から歩く
高岡駅を北口(古城公園口)から出て、北西へ徒歩20分ほど。途中で土蔵造りの山町筋を通るので、この移動自体が見どころの一部になる。高岡駅は富山と金沢のあいだ、あいの風とやま鉄道の駅で、新幹線の新高岡駅とはJR城端線でひと駅。
高岡駅へ戻る
来た道をそのまま戻る。高岡駅はあいの風とやま鉄道と氷見線・城端線の結節点なので、富山方面も金沢方面も、新高岡で新幹線に乗り継ぐ場合も、すべてここから出る。通りに夜間の照明はないから、明るいうちに歩いて戻る前提で組み立てたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

通りはおよそ500m、足元は石畳で、両側から木の正面が迫ってくる。見どころは格子そのものだ。細い縦の桟を並べた造りで、地元では「さまのこ」と呼ぶ。戸を閉めたままでも光は入る、という仕掛けである。その裏では今も鋳物を吹き、仕上げている。売っている店も、教えている店もある。金屋町が国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれたのは2012年。鋳物師町としては全国で最初だった。

おすすめの楽しみ方

通りにある鋳物資料館は9時から16時30分、火曜が休み。入館料は確認時点で高校生以上300円、中学生以下は無料で、展示と映像を合わせて30分ほどの見学になる。工房は店としての営業時間なので、平日の午後なら通りも仕事も両方開いている。

歴史・背景

前田利長が高岡を城下町として開いたのは1609年。町を支える産業が要った。そこで領内から7名の鋳物師を招き、この一画を仕事場として与えた。彼らが始めた生業が、今の高岡の金属工芸の元になっている。その後の何百年、この町は通りの線も家の正面も崩さずに来た。だからこれだけの数が残っている。

行く前に

現金
通りは公道で、歩くだけなら無料。鋳物資料館には入館料があり、工房の体験にも料金がかかるので、カードだけでなく現金も持っておきたい。それ以外に券を買うものはない。
知っておきたいこと
鋳物資料館の休みは火曜(祝日なら翌日)と年末年始。工房はそれぞれ個人の商売で、休みも別々だ。通りは石畳で屋根もないから、雨も冬の雪もそのまま足元に来る。
別ルート
路線バスなら加越能バス「金屋」下車、鋳物資料館まで徒歩2分。車では能越自動車道の高岡ICから約10分で、金屋緑地公園に小さな駐車場がある。
降りたあと
高岡駅の北口を出たら、市街を北西へ。先に土蔵造りの山町筋があり、そのまま進むと足元が石畳に変わって、格子の家並みが始まる。全線ほぼ平坦な舗装路だ。