日御碕神社と出雲日御碕灯台
実写(ライセンス済み)663highland / CC BY 2.5

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日御碕神社と出雲日御碕灯台

history穴場——実はすごい

出雲大社の西、海に突き出た岬。段差をつけて建つ朱塗りの社殿が海に面し、その先の断崖には白い石造灯台が立つ。どちらも同じ短い道沿いにあり、バス一本で行ける。

  1. 起点出雲大社バスターミナル
  2. 約20分一畑バス・出雲大社から
  3. 降車日御碕神社バス停(一畑バス)
  4. 徒歩
  5. 日御碕神社と出雲日御碕灯台

狙い目

案内板も駐車場もバス路線もある岬で、秘境ではない。それでも落ち着いているのは、出雲大社で引き返す人が多いことと、ここへ来るバスが観光ダイヤではなく地元の生活ダイヤで動いていることによる。

場所

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見どころ(歩く順)

出雲日御碕灯台Raita Futo / CC BY 2.0
  1. 楼門入口に立つ朱塗りの二階建ての門。重要文化財の一棟
  2. 日沈宮天照大御神を祀る下の社。大きな屋根の下に朱の柱と欄干が回る
  3. 神の宮石段を上った一段高い台地に建つ、素盞嗚尊の社
  4. 経島沖に浮かぶ無人島。ウミネコの繁殖地として国の天然記念物
  5. 出雲日御碕灯台塔高43.65mの石造灯台。この形式では日本一の高さで、内部を上れる

実際の行き方

  1. 出雲大社バスターミナルから日御碕神社バス停へ(一畑バス・日御碕線)。
  2. 楼門をくぐって下の宮の境内へ。
  3. 背後の石段を上って、一段高い神の宮へ。
  4. 海沿いの道を北へ。経島を眺めながら灯台まで歩く。
一畑バス・出雲大社から
日御碕線のバスが出雲大社バスターミナルを出て、海沿いを走る。岬までおよそ20分。片側が海の細い道をたどるので、この移動そのものが見どころになる。日中も便の間隔は空くため、降りる前に帰りの時刻を決めておきたい。
岬から戻る
同じ路線が出雲大社を経てJR出雲市駅まで戻る。夕方になると便は少なくなり、代わりの交通手段はない。帰りたくなってから調べるのではなく、着いたときにバス停の時刻表を見ておくのが確実だ。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

日御碕は島根半島の西の端、出雲大社を過ぎて道が海に突き当たるあたりにある。ここの神社は、二つの社が一組になっているところが珍しい。低い側の日沈宮には天照大御神、その背後の一段高い場所に建つ神の宮には素盞嗚尊が祀られる。どちらも朱塗りの権現造で、黒松と灰色の岩を背にして立つ。海沿いに北へ進むと土地はふたたび高まり、断崖の上に白い石造の灯台が姿を見せる。

おすすめの楽しみ方

先に神社、あとから灯台の順がいい。灯台は昼にいったん閉まり、夕方も早めに終わるからだ。この岬は光の遅い時間が似合う。下の宮の名は沈む日に由来し、灯台のある西向きの崖はその最後の光を受ける。経島でウミネコが営巣していれば、姿より先に声が海から届く。

歴史・背景

下の宮は948年、それまで鎮座していた沖の小島から現在地に遷ったと伝えられる。いま目にする社殿はもっと後のもので、徳川家光の命による造営が1644年に完成した。日光東照宮にならった権現造で、朱塗りの上に細かな彫刻がびっしりと入る。本殿・楼門・回廊などは国の重要文化財に指定されている。灯台はさらに時代が下り、1903年に初点灯した。明治の日本が海岸線を石造の塔で囲っていった時期の一基だ。

行く前に

現金
神社の境内に入るのは無料。灯台に上る場合は参観寄付金が必要で、確認時点で中学生以上300円、小学生以下は無料。バスと灯台のぶんの現金は持っておきたい。
行く前に
灯台の内部は時間が決まっていて、冬は短くなり、昼の時間帯はいったん閉まる。荒天時は上れない。岬は遮るものがなく、日本海からの風が強い。海沿いの道に街灯はない。
別ルート
同じ一畑バスの日御碕線はJR出雲市駅を起点に出雲大社を経由するので、駅から乗り換えなしで来ることもできる。
降りたあと
日御碕神社バス停から海の方へ数分歩けば社殿の門に着く。灯台へはそのまま海沿いの道を北へ進むか、もう一つ先のバス停まで乗ってもよい。