高雄 三尾の寺
実写(ライセンス済み)lumoplank / CC0

京都北西・高雄No.1215★★地図で見る →

高雄 三尾の寺

〜神護寺・西明寺・高山寺〜

history穴場——実はすごい

京都から北西へ登る街道沿いの三つの谷に、ひと寺ずつ古刹が収まっている。長い石段の上に建つ神護寺、川向こうの西明寺、そして日本最古といわれる茶園をもつ世界遺産・高山寺。

  1. 起点京都駅
  2. 約50分JRバス・約50分
  3. 降車高雄(JRバス高雄・京北線)
  4. 徒歩
  5. 高雄 三尾の寺

狙い目

高雄は隠れた場所ではない。京都でも指折りの紅葉の名所で、その時期のバスの混みようがそれを物語る。市街の寺と違うのは一日のかたちのほうだ。街道が一本、谷が三つ、そして門から門へ歩くのではなく、登る。

場所

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見どころ(歩く順)

西明寺lumoplank / CC0
  1. 高雄橋清滝川を渡る橋。神護寺の参道はここから始まる
  2. 参道の石段橋から楼門まで、カエデに覆われた約400段の石段
  3. 神護寺 金堂石段を登りきった先の堂。その奥の尾根がかわらけ投げの場になる
  4. 西明寺街道から川を渡った先の小さな寺。本堂は桂昌院の寄進で再興された
  5. 高山寺 石水院谷の奥に建つ国宝の堂。鳥獣人物戯画を伝える寺にある

実際の行き方

  1. 京都駅→高雄(JRバス高雄・京北線・約50分)。
  2. 高雄バス停→高雄橋→石段→神護寺(徒歩約20分・ほぼ石段)。
  3. 街道へ下り、槇尾まで歩いて西明寺へ。
  4. 栂尾まで進んで高山寺・石水院へ。帰りはそこからバスに乗る。
京都駅からJRバスで高雄へ
京都駅→(JRバス高雄・京北線・約50分)→高雄バス停。停留所からは街道を外れて谷へ下り、清滝川の橋を渡って石段を登ると神護寺の楼門に出る。同じ路線は槇ノ尾・栂ノ尾まで続くので、残りの二寺もこの一本でつながる。
谷を下って京都市街へ戻る
帰りは同じ街道を戻る。三つのどの停留所からでも乗れるが、本数は市街のバスとは比べものにならない。着いたときに停留所の時刻表を写真に撮っておき、日が傾いてから考えないほうがいい。谷の奥で粘る前に、最終便の時刻を確かめておくこと。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

京都市街から北西へ抜ける国道162号、周山街道の沿道に、高雄・槇尾・栂尾の三つの谷が並んでいる。三つあわせて三尾(さんび)と呼ばれ、それぞれに神護寺・西明寺・高山寺がある。バス停はどれも同じ街道上にあって数分ずつしか離れておらず、歩いてつなげる距離だ。いちばん骨が折れるのが神護寺で、街道から谷へ下って清滝川の橋を渡り、そこから長い石段を登って楼門に着く。谷の奥の高山寺は世界遺産で、日本最古といわれる茶園が残る。

おすすめの楽しみ方

三つの停留所は同じ路線で結ばれているので、まず高雄で降りて脚のあるうちに神護寺へ登り、あとは街道を下って槇尾・栂尾へ歩くのが素直な順路だ。紅葉の季節がいちばん混み合うが、初夏に歩けば谷はまるごと青もみじになる。どちらの季節でも、橋の下を流れる川そのものが見どころの一つだ。

歴史・背景

天応元年(781年)、和気清麻呂がこの地に私寺として高雄山寺を建てた。最澄はここで法華経を講じ、唐から戻った空海も招かれて数年を過ごしている。天長元年(824年)に高雄山寺は神願寺と合併して神護寺と改められ、一切が空海に付嘱された。谷をさらに上った高山寺は、1206年に上皇から寺域を賜った明恵上人が中興した寺だ。

行く前に

現金
三つの寺はそれぞれに拝観料がかかり、高山寺は秋の時期だけ入山料が別に要る。京都駅から栂ノ尾までは市内均一運賃の区間に入っていて、京都市の一日券がそのまま使える。
行く前に
半日ぶん、ほぼ屋外で足場もよくない。神護寺の石段は長く段の高さも不ぞろいで、雨の日は滑る。谷には日が落ちてからの明かりがない。山の街道なので、出かける前に天気を確かめておきたい。
別ルート
四条烏丸方面からは市バス8号系統も同じ高雄バス停まで走っている。車なら国道162号・周山街道を、福王子交差点から北西へ進む。
降りたあと
高雄バス停からは、街道を外れて木立のなかを谷へ下り、清滝川の橋を渡る。そこから先はひたすら石段で、距離のわりに時間がかかるのはそのためだ。