増毛 駅前の歴史的建物群
実写(ライセンス済み)100yen / CC BY-SA 3.0

北海道西北・増毛No.733★★地図で見る →

増毛 駅前の歴史的建物群

history穴場——実はすごい

列車の来なくなった駅の前に、明治の商家がひと並び残っている。うち一軒、豪商の店と住まいだった旧商家丸一本間家は国の重要文化財。通りごと北海道遺産に選ばれている。

  1. 起点札幌駅
  2. 約2時間20分沿岸バス・週4日運行
  3. 降車旧増毛駅(沿岸バス)
  4. 徒歩
  5. 増毛 駅前の歴史的建物群

狙い目

知られていない場所というわけではない。国の指定も北海道遺産の指定も受けている。人が少ないのは単純に行きにくいからだ。鉄道は廃止され、札幌からの直通バスは週4日、1日1往復しかない。

場所

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見どころ(歩く順)

旧増毛駅Yasu / CC BY-SA 3.0
  1. 旧増毛駅廃線の終着駅。駅舎が残り、歴史的建物群の起点になっている
  2. 駅前通り木造の商店と旅館が一列に並ぶ、北海道遺産に名指しされた区画
  3. 旧商家丸一本間家店と住まいが続く国の重要文化財。春から秋にかけて内部を公開
  4. 國稀酒造日本最北の酒蔵。黒い木造の蔵が並び、一般に公開されている
  5. 元陣屋幕末に秋田藩が築いた北方警備の拠点を伝える、町の郷土資料室

実際の行き方

  1. 札幌駅前32のりば→旧増毛駅(沿岸バス「特急ましけ号」・約2時間20分・週4日運行)。
  2. 旧増毛駅バス停→駅舎と駅前通り(徒歩1分)。
  3. 通りを西へ、旧商家丸一本間家→國稀酒造→元陣屋の順に歩く。
札幌駅から沿岸バス「特急ましけ号」
札幌駅前32のりば→沿岸バス「特急ましけ号」→旧増毛駅。乗り換えなしで約2時間20分。確認時点では日・月・水・金のみの運行で、1日1往復、札幌発は夕方だった。旅程を組む前に沿岸バスの時刻表で必ず確かめてほしい。
上りも1日1便
札幌行きも同じ曜日に1日1便だけ。帰りの時刻は現地で選べないので、着いた時点で停留所の掲示を読んでおくとよい。国道231号などの幹線が通行止めになると、全区間が運休する。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

増毛は、札幌から日本海沿いに北上した先にある小さな港町だ。ニシンで潤った時代の建物が、駅の前の一区画にまとまって残っている。旧商家丸一本間家は、通りに面した店の奥に住まいが続く造りで、内部が公開されている。同じ通りを数分歩けば、日本最北の酒蔵として知られる國稀酒造の蔵が立つ。かつてこの町を終点にしていた留萌本線はすでに全線が廃止され、駅舎とバス停の名前だけが増毛駅を伝えている。

おすすめの楽しみ方

まずはバス停の名前になっている旧増毛駅の駅舎から入り、そこから通りを西へ歩くとよい。本間家の開館は10時から17時なので、昼前に着けば酒蔵と元陣屋まで同じ一巡りで回れる。冬は建物の中には入れないが、雪をかぶった屋根が続く通りそのものは歩ける。滞在は短めに組んでおきたい。

歴史・背景

本間家の建物が完成したのは1902年、明治35年にあたる。ニシンが押し寄せ、この海岸線が最も豊かだった時期だ。國稀酒造の創業はそれより早い1882年で、町の背後の山からの水を使った酒造りが今も続く。やがてニシンは来なくなり、景気も人も引いていったが、建物だけがそのまま残った。北海道は、この駅前の一群と旧増毛小学校の校舎をひとまとめにして遺産に選んでいる。

行く前に

現金
旧商家丸一本間家の入館料は確認時点で大人400円、学生は割安。沿岸バスの運賃表は現金運賃とキャッシュレス割運賃の二本立てで、車内の支払いは現金だけではない。
行く前に
本間家は冬季閉館。確認時点では4月下旬から11月上旬までの開館で、7・8月を除いて木曜が休みだった。元陣屋は別の開館時間で動く。冬は通りの外観を歩くだけになり、大雪で国道231号が通行止めになるとバスも止まる。
別ルート
留萌からは沿岸バスの路線バスで約30分。車なら留萌ICから国道233号・231号で約30分、札幌からは海沿いの国道231号を約2時間走る。
降りたあと
バス停は旧増毛駅の駅舎前にある。道を渡って同じ通りを北西へ1分ほど歩けば、旧商家丸一本間家に着く。