
沖縄・久米島No.674★★地図で見る →
久米島
〜球美の島と呼ばれた島〜
沖縄本島の西の島。主役は島の上ではなく、東の沖に浮かぶサンゴの砂洲で、船でしか行けない。島に戻れば、五角形に割れた岩が畳のように敷き詰まる海岸が待っている。
- 起点那覇空港
- 約30分那覇から空路約30分
- 降車久米島空港(那覇からの空路)
- そこから
- 久米島
狙い目
隠れ島ではない。空港があり、那覇からの便が毎日飛び、イーフビーチ沿いには宿が並ぶ。それでも砂洲の上は混まない。ハテの浜へ渡る船は小さな組で出るし、砂洲そのものが長いので、乗り合わせた人は自然にばらけていく。
場所
沖縄のほかの記事 3件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- イーフビーチ東海岸に延びる島いちばんの砂浜。宿と船の受付はその背後に集まる
- ハテの浜沖に横たわるサンゴの砂洲。渡る手段はチャーター船だけ
- 畳石(奥武島)五角形・六角形に割れた火山岩が、波打ち際に敷き詰まる
- 比屋定バンタ北岸の断崖の上から、沖の砂洲を見下ろす展望所
- 宇江城城跡島でいちばん高い尾根に残る石積み。両側から海の風が抜ける
実際の行き方
- 那覇空港→久米島空港(飛行機・約30分)。
- 久米島空港→東海岸のイーフビーチ(町営バス空港線、またはレンタカー)。
- イーフビーチ→ハテの浜(チャーター船。前日か到着後に申し込む)。
- 橋を渡って奥武島の畳石へ。そのあと北の比屋定バンタから、沖の砂洲を見下ろす。
- 那覇空港から空路
- 那覇空港→(飛行機・約30分)→久米島空港。毎日飛んでいる、島へのふつうの行き方だ。ターミナルは小さく、レンタカーの受付もターミナル内にある。久米島町の町営バスも、空港から東側のイーフビーチ方面へ走っている。
- 久米島空港から戻る
- 帰りも同じ路線で那覇へ戻る。最終便は深夜ではなく夕方の時間帯なので、最終日の予定を組む前に時刻を確かめておきたい。海の時間をもう少し持ちたいなら、フェリーで帰る手もある。
どんな場所か
琉球の王府はこの島を球美(くみ)と呼んだ。美しい島、という意味がそのまま名前になっている。久米島は沖縄本島の西の海にあり、離れているぶん水が澄む。いちばん知られた風景は、実は島の上ではない。東の沖合に約7キロ連なるハテの浜だ。サンゴの砂だけでできていて、建物はひとつもない。島に戻れば、奥武島の海岸が畳石になる。火山岩が五角形や六角形に割れ、平たい石畳のように敷き詰まった海辺だ。絹織りも王国時代から続いてきた。島の泥と草木で染める、深い艶のある紬である。
おすすめの楽しみ方
砂洲へ渡る船は午前に出て、昼過ぎには戻る。だから先に沖へ出て、島の海岸は午後にまわすといい。畳石は潮が引いたときがいちばんで、石畳が水の上にすべて姿を見せる。砂洲には日陰がひとつもないので、帽子と水は思っている以上に効く。
歴史・背景
球美という呼び名は琉球王国の時代のものだ。那覇と中国を結ぶ海の道の途中にあり、水と実りに恵まれた島として知られていた。按司たちが割拠した時代には高台に城が築かれ、宇江城城跡は県内のどの城跡よりも高いところに残っている。久米島紬の始まりも同じころにさかのぼる。泥と草木で染め、手で織る。あの黒い艶は、島の土と植物から出た色だ。
行く前に
- 現金
- 浜も畳石も城跡も、歩くだけなら無料。ハテの浜へ渡る船は現地で申し込んで支払う形で、料金は事業者と季節によって変わる。小さな島なので、現金は多めに持っておくのが無難だ。那覇のうちに下ろしておきたい。
- 行く前に
- 夏の終わりから秋にかけては台風の季節で、飛行機も砂洲行きの船も止まる。島の空が晴れていても、海が荒れていれば渡船は欠航する。砂洲には屋根も日陰も水道もない。
- 別ルート
- 久米商船のフェリーが那覇の泊港から兼城港へ渡る。途中、渡名喜島に寄港する。飛行機より時間はかかるが車を載せられるし、空港ではなく島の西側に着く。
- 降りたあと
- 久米島空港が到着地点。町営バスの空港線が東海岸のイーフビーチ方面へ抜け、レンタカーとタクシーの受付はターミナルの中にある。島のどこへ行くにも、車ならそう遠くない。