北山崎
実写(ライセンス済み)くろふね / CC BY-SA 4.0

岩手・田野畑No.814★★地図で見る →

北山崎

〜三陸海岸の大断崖の展望地〜

nature穴場——実はすごい

三陸北部の海岸段丘が、そのまま太平洋へ落ちる展望地。展望台は高さを変えて段違いに置かれ、いちばん上からは海面まで長い階段が下りている。

  1. 起点宮古駅
  2. 約1時間30分三陸鉄道+予約制乗合タクシー
  3. 降車田野畑駅(三陸鉄道リアス線)
  4. そこから
  5. 北山崎

狙い目

岩手を代表する景勝地で、無名の場所ではない。それでも東京からは鉄道と道路を乗り継いで半日かかり、海外からの旅程はたいてい仙台で西へ折れてしまう。加えて展望台が高さごとに分かれ、階段も長いので、居合わせた人同士が同じ場所に固まりにくい。

場所

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見どころ(歩く順)

北山崎の日の出S Shino / CC BY-SA 3.0
  1. 第一展望台駐車場と同じ高さで段差がなく、断崖の連なりを端から端まで見渡せる
  2. 第二展望台階段を下りた先。崖が近くなり、見下ろす角度がぐっと急になる
  3. 第三展望台松林のなかに引いて置かれた、日陰の静かな展望台
  4. 海面へ下りる階段第一展望台から海面まで続く長い下り。今度は崖を見上げることになる

実際の行き方

  1. 宮古駅→田野畑駅(三陸鉄道リアス線・北行き。先に時刻表を確認)。
  2. 田野畑駅→北山崎(村の観光乗合タクシー。事前に電話予約)。
  3. ビジターセンター→第一展望台→第二・第三展望台→海面へ下りる階段。
宮古から三陸鉄道リアス線
宮古駅→(三陸鉄道リアス線・北行き)→田野畑駅。単線で本数も限られるので、行き当たりばったりでなく時刻表から一日を組み立てたい。田野畑駅からは、列車の時刻に合わせて村が走らせる予約制の観光乗合タクシーがあり、20分ほどで北山崎に着く。
北山崎から戻る
乗合タクシーは往復とも予約制で、リアス線の時刻に合わせて走る。行きを予約するときに帰りの枠も決めておくこと。午後は宮古方面の列車が細っていくうえ、崖の上から自力で戻る手立てはほとんどない。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

宮古から北の三陸海岸は、海岸段丘がそのまま海で断ち切られた地形が続く。北山崎はその落差がもっとも激しいところで、崖の高さはおよそ200メートルある。岩の壁は約8キロメートルにわたって連なり、根もとには岩柱や洞門、海食洞が刻まれている。崖のふちには黒松が根を張っていて、どの展望台から見ても松の枝が景色を額のように縁取る。村はこの区間に展望台を段違いに置いた。ひとつは駐車場と同じ高さ、残りは階段を下りた先にある。季節になれば、崖の真下を小型の船が走る。

おすすめの楽しみ方

崖は東の太平洋に正対しているので、光がいちばんいいのは朝だ。展望台の正面の海から日が昇り、岩肌が逆光ではなく順光で照らされる。第一展望台は駐車場と同じ高さにあるから、短い滞在でも全景は押さえられる。時間と脚が要るのは、海面まで下りる階段のほうだ。崖の下をゆく遊覧の船は暖かい季節の運航で、村を通して手配する。

歴史・背景

北山崎は三陸復興国立公園のなかにあり、環境省もこの公園を代表する見どころとして挙げている。岩手県観光協会によれば、国内の観光資源評価で、海岸の部として唯一の最高ランクに認定された場所でもある。三陸の海岸線をたどる長距離自然歩道「みちのく潮風トレイル」もこの区間を通っており、田野畑村はその案内役も引き受けている。

行く前に

現金
展望台も、崖の上の道も、階段も無料で歩ける。お金がかかるのは乗合タクシーと遊覧の船で、どちらも現地で手配する。そのぶんの現金は用意しておきたい。
行く前に
階段は急で、木に囲まれて照明もなく、下りたぶんだけ登り返すことになる。冬は崖の上に海からの風が直接あたり、段が凍ることもあるので、下の展望台と階段は天気のいい日のものと考えておきたい。海霧が出ると眺望がまるごと消えてしまうため、予定には余裕をもたせるとよい。
別ルート
北からなら、リアス線が久慈から田野畑まで下ってくる。車の場合は田野畑村の海沿いの道から案内が出ていて、第一展望台のそばに広い駐車場がある。
降りたあと
田野畑駅から崖までは歩ける距離ではない。村の観光乗合タクシーを電話で予約しておくこと。列車の到着に合わせて駅を出て、北山崎のビジターセンターで降ろしてくれる。第一展望台は、そこから平坦な道を数分だ。