
千葉西・富津No.943★地図で見る →
明治百年記念展望塔
〜東京湾に突き出す富津岬の先端〜
東京湾へ突き出した富津岬の突端に立つ、明治百年を記念して建てられたコンクリートの塔。四角い床が高さをずらして積み重なり、登りきると三方が海になる。
- 起点東京駅
- 約2時間30分JR内房線+路線バス
- 降車青堀駅(JR内房線)
- そこから
- 明治百年記念展望塔
狙い目
ここは無名の場所ではない。関東の富士見百景に選ばれているし、県の資料も岬の先端を夕景の人気の場所として挙げている。変わっているのは塔そのもののつくりのほうだ。床が何段もあって階段が枝分かれしているので、順番を待つような一か所の「展望台」が存在しない。
場所
千葉のほかの記事 50件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 中之島展望塔バスの終点の近くに立つ、公園のもうひとつの小さな展望塔
- 枝分かれする階段高さの違う床のあいだを縫う鉄の階段。上り方がいく通りもある
- 最上階の床塔のいちばん上の床。北と西と南の三方が開けた海になる
- 第一海堡・第二海堡と富士山沖に浮かぶ明治期の人工島と、空気の澄んだ日に神奈川の岸の向こうへ現れる山
実際の行き方
- 東京駅→青堀駅(JR京葉線・内房線、君津方面)。
- 青堀駅→富津公園(日東交通・富津線、終点まで乗る)。
- 富津公園の終点→岬の先端(徒歩約20分、途中に中之島展望塔)。
- 重なり合う床を最上階まで上り、同じ道を戻ってバスに乗る。
- JR内房線で青堀へ、そこから富津公園行きバス
- 東京駅からJR京葉線・内房線を君津方面へ乗り継ぎ、青堀駅で降りる。駅前から日東交通の富津線「富津公園」行きに乗り、終点まで行く。そこからは道が砂州を西へたどり、徒歩約20分で塔に着く。途中に小さな中之島展望塔がある。
- 富津公園から青堀駅へ戻る
- 富津公園のバス停まで歩いて戻り、富津線で青堀駅へ。青堀からはJR内房線が千葉・東京方面へ走っている。便によっては青堀を過ぎて木更津駅西口まで行くので、アクアライン経由の高速バスに乗り継ぐこともできる。夕方以降は本数が減るため、先端へ歩き出す前にバス停で最終の時刻を見ておきたい。
どんな場所か
富津岬は、房総側から東京湾へ細長く伸びる砂州の岬で、展望塔はその先端近くに立っている。公園を管理する千葉県は、この塔を五葉松にかたどったものと説明していて、四角い床が高さを違えて広がり、そのあいだを階段が縫う立体迷路のような形だと記す。最上階の高さは21.8メートル。そこまで上がると北と西と南の三方が海になり、対岸には神奈川の岸が横たわる。
おすすめの楽しみ方
千葉県の資料は、この場所の夕方を名指しで挙げている。日が東京湾へ落ち、対岸の神奈川の輪郭が残る時間だ。富士山が見えるかどうかは時間帯より空気しだいで、市も県も「空気の澄んだ日」と条件を添えている。バスの終点・富津公園から岬の先端までは徒歩約20分。往復と塔の上り下りを入れて、1時間半みておけば足りる。
歴史・背景
この一帯は戦前まで軍用地で、戦後に国から千葉県へ払い下げられた土地だ。県の資料は、公園としての計画が決まったのを1951年としている。のちに国から明治百年記念の公園に指定され、その記念として建てられたのがこの塔だった。県の記録では竣工は1970年3月31日。沖に浮かぶ第一海堡・第二海堡は、明治から大正にかけて首都の海の入口を守るために築かれた人工島である。
行く前に
- 現金
- 富津市観光協会の案内では、東京から青堀駅までの普通運賃は1,450円、特急を使う場合の特急料金は900円、青堀駅から富津公園までのバスは300円としている。富津市は富津線がICカードにも対応していると案内している。公園の駐車場は無料だと、ちば観光ナビは記している。
- 行く前に
- 塔は壁のない骨組みで、どの床にも風と雨が届く。2022年11月から改修工事に入っていたが、富津市観光協会は2023年3月30日に工事が終わり利用できるようになったと告知した。砂州の道には日陰も雨宿りの場所もなく、先端に近づくほど両側が海になる。
- 別ルート
- 神奈川側からは、久里浜港から金谷港へ東京湾フェリーで約40分。金谷からJR内房線を北へ上がれば青堀に着く。東京駅八重洲口からの高速バス(君津線)でも青堀駅まで行け、富津市観光協会はこれを約80分としている。
- 降りたあと
- 鉄道の降り口は青堀駅で、富津公園行きのバスは駅前から出る。終点は公園の中にあり、そこから一本の道が砂州の背を西へ延びる。両側が海になったその突き当たりに塔が立っている。