
群馬・伊勢崎市No.958★★地図で見る →
田島弥平旧宅
〜世界遺産の養蚕農家〜
利根川沿いの蚕種の村に残る、世界遺産の構成資産。1863年の主屋は棟に換気用の越屋根を載せ、その形が全国の養蚕農家の原型になった。今も人が住む家なので、見学は庭先までとなる。
- 起点本庄駅(JR高崎線)
- 約20分JR高崎線+タクシー
- 田島弥平旧宅
狙い目
ここは世界遺産の構成資産で、隠れ家ではない。静かなのは使われ方のためだ。主屋は今も田島家の住まいなので、内部の見学路も改札も売店もない。訪ねた人は外側を読んで、そのまま次へ向かう。
場所
群馬のほかの記事 20件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 田島弥平旧宅案内所旧境島小学校の一角に置かれた無料の案内所。解説パネルと資料、短い映像
- 主屋の越屋根棟の上に載る換気用の小屋根。近代の養蚕農家の原型になった最初の一例
- 総二階の主屋1階が住まい、2階が蚕室。瓦葺きの二階建て
- 別荘と冷蔵庫跡敷地に残る附属の建物と跡。見学できる範囲に含まれる
- 周辺の養蚕農家同じ長い棟を持つ家々が、集落の道沿いに点在する。外観のみ
実際の行き方
- 東京駅→本庄駅(上野東京ラインまたは湘南新宿ラインの高崎線直通、乗り換えなし)。
- 本庄駅→境島村(タクシーで約20分)。
- 田島弥平旧宅案内所→主屋(平坦な道を少し歩く)。
- 帰りも本庄駅までタクシー。駅を出る前に迎えを手配しておく。
- JR高崎線で本庄へ、そこからタクシー
- 東京駅→(上野東京ラインまたは湘南新宿ラインの高崎線直通、乗り換えなし)→本庄駅。本庄駅から境島村までタクシーで約20分。伊勢崎駅を起点にしても、タクシーでほぼ同じくらいかかる。
- 本庄駅へタクシーで戻る
- 最寄りの鉄道駅は本庄駅なので、帰りもタクシーで戻って高崎線を南下する形になる。着いてから探すより、出発前に帰りの車を手配しておくほうが確実だ。時間は行きと同じ約20分を見ておきたい。
どんな場所か
境島村は利根川に南北を分けられた集落で、生糸ではなく蚕の卵、つまり蚕種をつくって生きてきた。田島弥平はその有力な製造農家のひとりだった。1863年に建てた住まいは間口約25.4メートル、奥行約9.4メートル。瓦葺きの総二階で、1階が住居、2階が蚕室にあてられている。肝心なのは屋根の棟だ。弥平は風を通すために、越屋根と呼ばれる換気の小屋根を棟に載せた。この一点が全国に写され、近代の養蚕農家の姿を決めた。同じ長い棟を持つ家は、いまも集落の道沿いに残っている。
おすすめの楽しみ方
公開は9時から16時で見学は無料、案内所も同じ時間に開いている。先に案内所へ寄っておくと、越屋根が何のための形かが分かり、そのあとの集落の見え方が変わる。道は平らで日陰が少ないので、午前の遅い時間が歩きやすい。
歴史・背景
島村は江戸時代の中ごろから蚕種づくりが盛んな土地で、開港のあとは製造農家がヨーロッパへの輸出にも加わっていった。田島弥平は温度を上げるより風を通すことを重んじる飼育法をまとめ、自ら書物に記して広めた。1863年に建てた主屋は、換気の越屋根を初めて載せた建物になる。2012年に国の史跡に指定され、2014年には富岡製糸場などとともに世界遺産へ登録された。
行く前に
- 現金
- 見学は無料で、案内所も無料。現地に券売所はない。駐車場は案内所の前と島村蚕のふるさと公園のどちらも無料で使える。タクシー代の現金は持っておきたい。
- 行く前に
- 公開は9時から16時、12月29日から1月3日は休み。主屋は今も田島家が暮らす個人の住宅で、屋内には入れず、見学できるのは決められた場所に限られる。保存整備の工事で一部が見られない時期もある。市の案内はマムシやハチへの注意も呼びかけている。
- 別ルート
- 東武伊勢崎線の境町駅からもタクシーで約15分。いせさきしのコミュニティバスも通っていて、島村蚕のふるさと公園がバス停になる。使うなら市の時刻表を先に確かめたい。
- 降りたあと
- 本庄駅からタクシーで北へ向かい、境島村の「田島弥平旧宅案内所」で降りる。案内所には無料の駐車場がある。主屋はそこから平坦な集落の道を少し歩いた先だ。