
茨城・真壁No.965★★地図で見る →
真壁の町並み
筑波山の北麓に広がる旧町割り。江戸から明治にかけて真壁の商人が建てた黒漆喰の蔵が、今も通りに面して並ぶ。国の選定を受けながら、囲われることなく使われ続けている町だ。
- 起点上野駅
- 約2時間30分JR水戸線+市バス
- 降車岩瀬駅(JR水戸線)
- そこから
- 真壁の町並み
狙い目
隠れた場所ではない。国の重伝建に選定され、案内板も地図も整っている。静かなのには事情がある。真壁に鉄道の駅はなく、かつての線路跡はりんりんロードという自転車道になった。市バスも1日数便。ふだんの日はそれで人出が薄く、二月のひなまつりには同じ通りが埋まる。
場所
茨城のほかの記事 13件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 真壁伝承館公民館・図書館・歴史資料館を束ねた複合施設。町並みに合わせて建てられている
- 伊勢屋旅館明治期の町屋建築と土蔵が残る、通り沿いの一角
- 潮田家住宅元呉服太物商「鶴屋」の見世蔵。間口が大きく開いた黒漆喰の構え
- 旧真壁郵便局戦前戦後を通じて通りの目印とされてきた近代建築
実際の行き方
- 上野駅→小山駅(JR宇都宮線)、小山駅→岩瀬駅(JR水戸線)。
- 岩瀬駅→下宿バス停(桜川市バス・1日数便)。
- 下宿から東へ歩いて真壁伝承館。そこから西へ折り返し、伊勢屋旅館、潮田家住宅と通りをたどる。
- 帰りは下宿バス停から岩瀬駅行きの市バスに乗る。
- 上野から小山、水戸線で岩瀬、そこから市バス
- 上野駅→(JR宇都宮線)→小山駅→(JR水戸線)→岩瀬駅→(桜川市バス)→下宿バス停下車。桜川市観光協会は全体で約2時間30分としている。読みにくいのはバスの区間で、公式の記載は約20分から約40分まで幅がある。便によって市の北側を回る遠回りの経路を通るためだ。
- 下宿から岩瀬駅へ戻る
- 下宿バス停から市バスで岩瀬駅に戻り、JR水戸線で小山方面へ。夕方以降は便数がぐっと減り、土日祝は平日と別の時刻表になる。あとで乗れるだろうと考えず、着いたときにバス停の掲示を読んでおくほうが確実だ。
どんな場所か
真壁は筑波山の北麓、桜川市にある。保存地区は旧町割りのおよそ17.6ヘクタール。その内外に見世蔵・土蔵・門が三百棟を超えて建つ。多くは通りに面して直に立ち、厚い黒漆喰の壁に重い瓦庇がかぶさる。間口の広い敷地では、主屋の脇に袖蔵と薬医門を構えて塀を巡らせる。北関東らしい構えだ。建物は今も日常の用に供されていて、通りは保存された書き割りではなく、動いている町として目に入る。
おすすめの楽しみ方
毎年2月4日から3月3日にかけて、町じゅうの商家や民家が雛人形を出す真壁のひなまつりが開かれ、ふだん静かな通りが人で埋まる。その時期を外せば、同じ建物を一軒ずつ見ていける。どちらにしても一日の組み立てを決めるのはバスの時刻表なので、歩き出す前に帰りの便を確かめておきたい。
歴史・背景
中世の真壁氏の城下集落が町のはじまりで、いま残る町割りは江戸初期、浅野氏の時代に整えられた。以後の真壁は在郷町として働き、木綿を北の東北方面へ送り出す拠点になった。1837年の大火で町の多くが焼け、商人たちは漆喰と瓦で建て直す。蔵の年代がひとつの時期に集まっているのはそのためだ。国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれたのは2010年のことだった。
行く前に
- 現金
- 通りを歩くだけなら費用はかからない。市バスは均一運賃で、SuicaやPASMOなど全国交通系ICカードと現金が使える。町なかの駐車場はふだん無料だが、ひなまつりと七月の祇園祭の期間は有料になる。
- 行く前に
- 建物の多くは個人の住まいや商店なので、公開の表示がないところは通りから眺めるにとどめたい。道は平坦で舗装されている。バスは平日と土日祝で時刻表が分かれ、一部の経路は土日祝だけの運行になる。
- 別ルート
- つくばエクスプレスのつくば駅からは、つくば市のシャトルバスで筑波山口へ行き、そこで桜川市バスの真壁方面に乗り継ぐ。この乗り継ぎは現金払いのときに割引がある。
- 降りたあと
- 鉄道の玄関口は岩瀬駅で、市バスは駅前から出る。降りるのは保存地区の通りに面した下宿バス停。そこから東へ数分歩くと真壁伝承館に着く。