
八重山・竹富町No.670★★地図で見る →
小浜島
〜石垣と西表の間のさとうきびの島〜
石垣島と西表島のあいだに浮かぶ、さとうきびと牧草地の島。赤瓦の集落がひとつあり、その背後の低い山に登れば、八重山の島々がほとんど一望に並ぶ。
- 起点石垣港離島ターミナル
- 約30分高速船・1日数便
- 降車小浜港(八重山観光フェリー・安栄観光)
- 徒歩
- 小浜島
狙い目
小浜島は見落とされている島ではない。NHKの朝ドラの舞台になり、県の観光サイトにも載っている。それでも八重山の日帰り客の多くは、石垣から近い竹富島を選ぶ。結果として小浜には、観光ではなく農業が形づくった風景が残った。道を走っているのは、たいていサトウキビを運ぶ車だ。
場所
沖縄のほかの記事 9件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 小浜港石垣からの高速船が着く、島でただ一つの玄関口
- 小浜の集落島にひとつの集落。赤瓦の屋根、学校、郵便局が並ぶ
- 大岳(うふだき)石段を登った先の展望台。島でいちばん高い場所
- シュガーロードさとうきび畑と牧草地のあいだをまっすぐ抜ける道
- 細崎(くばざき)西の岬。狭い海峡をはさんで西表島が正面に見える
実際の行き方
- 石垣港離島ターミナル→小浜港(高速船・およそ25〜30分。八重山観光フェリーまたは安栄観光)。
- 小浜港→集落・大岳のふもと(西へ約2km。徒歩、または自転車・原付)。
- 大岳の展望台へ登り、そのままシュガーロードを西へ、さとうきび畑の中を進む。
- 細崎まで足を延ばして西表島を望み、小浜港へ戻って船に乗る。
- 石垣港離島ターミナルから高速船
- 小浜島へは石垣港の離島ターミナルから高速船が出る。運航は八重山観光フェリーと安栄観光の2社で、所要はおよそ25〜30分。両社を合わせれば1日に何便もあり、往復とも便を選べる。乗船券は船内ではなくターミナル内の各社カウンターで買う。
- 小浜港から石垣へ戻る
- 帰りも小浜港から高速船で石垣へ。午後が進むほど便は減っていく。安栄観光の運航状況では、確認した日の小浜発は9時55分・11時40分・15時30分・17時00分だった。帰りの便は、島に着いた時点で確かめておきたい。
どんな場所か
小浜島は八重山諸島のちょうど真ん中にあり、面積はおよそ8平方キロ。島の人はここを「八重山のてんぶす(へそ)」と呼ぶ。土地の大半はさとうきび畑と牛の放牧地で、家々は島の中央に一つの集落としてまとまり、赤瓦の屋根がいまも多い。その背後に立つのが大岳(うふだき)、標高99メートル。頂の展望台からは、竹富町の案内によれば与那国島を除く八重山の島がすべて見渡せるという。西の端の細崎(くばざき)まで行くと、狭い海峡の向こうに西表島が正面に迫る。橋はなく、人も物も船で渡る。
おすすめの楽しみ方
半日あれば島をひとまわりできる。順番は、先に山、あとで平地がいい。空気の澄んでいるうちに大岳へ登り、それからシュガーロードを西へ、細崎まで下っていく。自転車や原付は島で借りられ、登りをのぞけば道はほぼ平坦だ。帰りの便を追いかける形にならないよう、最終便よりかなり早く港へ戻る組み立てにしておきたい。
歴史・背景
小浜島の一年は、いまも祭祀で区切られている。盆、結願祭、そして種子取祭。その芸能は国の重要無形民俗文化財に指定されており、竹富町の案内は指定を2007年としている。織物の技も受け継がれ、祭りの日には藍で手染めした着物姿の島人が並ぶ。国内では、この島はNHKの連続テレビ小説『ちゅらさん』の舞台として知られている。放送は島の名を八重山の外まで届けた。
行く前に
- 現金
- 乗船券もレンタルも小さなカウンターでのやり取りで、現金を前提にしておくと確実だ。設備が整っているのは石垣港側なので、渡る前に済ませておく。大岳の展望台も、集落の小道も、細崎の海辺も、料金所はない。
- 行く前に
- 島は風にさらされている。強風やうねりが出ると高速船は欠航し、夏から初秋にかけては台風の季節にあたるので、出発前に各社の運航状況を確認したい。展望台までは日陰のない石段が続く。畑の道は農作業の車が通るため、自転車は端を走ること。
- 別ルート
- 石垣からでなくてもいい。西表島の大原港や竹富港からも小浜島への便があり、石垣に戻らずに島から島へつなぐ一日が組める。
- 降りたあと
- 小浜港が島で唯一の上陸地点。集落と大岳のふもとは港から西へ2キロほどで、歩いても1時間はかからないが、島を回るなら自転車か原付を借りるのが普通だ。