保津川下り
実写(ライセンス済み)江戸村のとくぞう / CC BY-SA 4.0

亀岡・保津峡No.1197★★地図で見る →

保津川下り

nature穴場——実はすごい

亀岡から乗って嵐山で降りる、保津峡の川下り。船頭が竿と櫂で舟を操り、道の通らない山あいをそのまま抜けていく。景色を見ているうちに、西の京都へ着いている。

  1. 起点京都駅
  2. 約30分JR・1時間に数本
  3. 降車亀岡駅(JR嵯峨野線)
  4. 徒歩
  5. 保津川下り

狙い目

ここは昔から知られた舟旅で、穴場ではない。見落とされがちなのは、これが電車の代わりになるという点だ。嵐山にそのまま着くので戻る手間がなく、瀬と瀬のあいだの静かな流れこそ、実は見どころになる。

場所

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見どころ(歩く順)

琴ヶ瀬茶屋Nori Norisa / CC BY 2.0
  1. 亀岡の乗船場駅から歩いてすぐ、左岸にまとまった切符売場と桟橋
  2. 名前のついた岩書物岩やかえる岩など、下りながら船頭が指していく奇岩
  3. 竿の跡と綱の跡岩に残る、竿を突いた傷と空舟を曳き上げた綱のすじ
  4. 琴ヶ瀬茶屋途中で舟に横付けしてくる、水上の売店船
  5. 嵐山の着船場峡谷が開けて観光地に変わる、下流側の船着き場

実際の行き方

  1. 京都駅→亀岡駅(JR嵯峨野線・山陰本線、快速で約20分)。
  2. 亀岡駅の北口→保津川下りの乗船場(案内看板に沿って徒歩約8分)。
  3. 乗船場で切符を買うか受け取り、下りの舟に乗る。
  4. 嵐山の着船場で降り、そのまま嵯峨野の街へ歩く。
京都駅からJR嵯峨野線
京都駅→(JR嵯峨野線・山陰本線、快速で約20分)→亀岡駅。北口から川辺の乗船場まで徒歩約8分。快速も普通も走り、日中は1時間に数本あるので、時刻表を細かく調べる必要はない。
帰りは亀岡でなく嵐山から
舟は嵐山に着くので、帰路もそこから始まる。JR嵯峨野線の嵯峨嵐山駅で京都駅へ戻るか、阪急嵐山線で大阪方面へ抜ける。夕方まで本数は多いが、遅い便に乗るなら終電の時刻をホームで確かめておきたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

保津川は亀岡盆地を抜けると、山あいの細い回廊に姿を変えて嵐山へ向かう。木造の川舟はその流れを端から端まで、およそ16キロぶん下っていく。動かすのは人の手だけだ。舳先の竿、中ほどの櫂、艫の舵を使い分けて岩を避ける。瀬と瀬のあいだでは水が深い緑の淵になり、両岸の岩壁がぐっと近づく。下りきった舟はトラックで亀岡へ運び戻される。流れは行きの一方通行なのだ。

おすすめの楽しみ方

所要はおよそ2時間。往復する寄り道ではなく、嵐山への行き方として組むといい。降りればもう竹林のあたりまで歩いていける距離だ。春の花と秋の紅葉は両岸が色づき、冬も定期の便が組まれている。出るかどうかは水量が決めるので、予約か当日の運航確認を先に済ませておきたい。

歴史・背景

丹波の木材は古くからこの川を筏で流されていたが、峡谷は荷を積んだ舟には荒すぎた。慶長11年、西暦1606年に京都の豪商・角倉了以が開削の許可を得て、巨岩を曳き出し、水中の岩を砕き、浅瀬を埋めて高瀬舟の通る水路をつくる。以後三百年近く、米や炭や薪が都へ運ばれた。1899年に山陰の鉄道が亀岡へ届くと荷の舟は姿を消し、先に始まっていた遊覧の舟が川を引き継いだ。

行く前に

現金
切符は亀岡の乗船場で買えるほか、事前のオンライン予約もできる。料金は運航する組合が定めていて、公式サイトに掲載されている。亀岡駅はICOCAやSuicaなどのICカードと現金の両方が使える。
行く前に
増水や悪天候のときは運休になり、その日の運航状況は出発前に公式サイトへ出る。舟の上は風と水しぶきを直に受けるので、歩く服装より、濡れる前提の支度をしておきたい。
別ルート
嵯峨野の観光鉄道を使うなら、亀岡側の終点駅から京阪京都交通の連絡バスで乗船場へ行ける。大阪方面からは阪急で桂まで出て、京阪京都交通バスに乗り継げば亀岡駅前までおよそ40分。
降りたあと
亀岡駅は北口から出て、川の方へ歩く。途中でサンガスタジアムの横を通る。道中に案内看板が立ち続けるので迷いにくい。切符売場と桟橋は堤防沿いにまとまっている。