周防大島 日本ハワイ移民資料館
実写(ライセンス済み)周防大島町 / CC BY-SA 3.0

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周防大島 日本ハワイ移民資料館

history穴場——実はすごい

瀬戸内海の島から、ハワイのサトウキビ畑へ人が渡っていった。その記録を、町に寄贈された木造家屋がそのまま抱えている。島とカウアイ郡の縁は、いまも正式に続いている。

  1. 起点岩国駅
  2. 約1時間JR+バスかタクシー
  3. 降車大畠駅(JR山陽本線)
  4. そこから
  5. 周防大島 日本ハワイ移民資料館

狙い目

隠れた場所ではない。橋は無料で、岩国からなら日帰りで往復できる。ただ、橋を渡った人の多くは海沿いの道をたどって浜へ向かう。資料館はその線から外れた内陸にあるので、海側が賑わう日でもここは静かなままだ。

場所

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見どころ(歩く順)

大島大橋MaedaAkihiko / CC BY-SA 4.0
  1. 大島大橋大畠瀬戸をまたぐ緑のトラス橋。歩道があり、歩いて渡ることもできる
  2. 資料館の建物町に寄贈された木造の大きな民家。登録有形文化財になっている
  3. 官約移民の歴史コーナー政府が仲立ちした移民の年月。ハワイ国王カラカウアの資料も並ぶ
  4. 労働と生活のコーナー耕地が人に求めたものと、そこで組み上げていった暮らしの記録
  5. シアタールーム渡航当時の映像と、いまも続く交流の映像を続けて見る部屋

実際の行き方

  1. 岩国駅→大畠駅(JR山陽本線・約30分)。
  2. 大畠駅→大島大橋を渡って島へ(防長バス約5分。資料館へ直行するならタクシー)。
  3. 海沿いの道を離れ、屋代の谷を内陸へ入って資料館へ。
  4. 帰りの便を決めたうえで、同じ道を大畠駅まで戻る。
JR山陽本線で大畠駅へ
岩国駅→(JR山陽本線・約30分)→大畠駅。観光協会もここを島の玄関口として案内している。駅から大島大橋を渡るバスは防長バスで約5分。ただし資料館は内陸の屋代の谷にあるので、車でないならタクシーで直行するのが確実だ。広島から入る人も多く、同じ山陽本線で1時間半ほどの距離になる。
大畠駅へ戻る
帰りは行きをそのまま裏返すだけで、経路は大畠駅に集まる。山陽本線は日中こそ動くが、夕方以降は本数が落ちる。タクシーで入ったなら、館に入る前に迎えの時刻を決めておくこと。谷の中で流しをつかまえられる場所ではない。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

周防大島は柳井の沖に浮かび、大畠瀬戸に架かる緑色のトラス橋一本で本州とつながっている。畑と小さな漁港、そして急に立ち上がる緑の山。ほかの離島の物語とは向きが逆で、この島では人が出ていき、そのあとも縁が切れなかった。ハワイに親類のいる家はいまも珍しくないし、町はカウアイ郡と正式な縁組を保っている。資料館は海沿いではなく内陸の屋代の谷にあり、町に寄贈された大きな木造家屋が、そのまま展示の器になっている。

おすすめの楽しみ方

小さな建物だからと滞在を短く見積もらないほうがいい。並んでいるのは物より名前と書類で、腑に落ちるのはたいていシアタールームだ。車でないなら大畠駅からタクシーが確実で、橋を渡るバスはあるが谷へ入る道は細い。月曜は休館なので、そこを外して一日を組むこと。

歴史・背景

官約移民が動いたのは1885年から1894年まで。大島は、島の大きさからは考えられない数の人をハワイのサトウキビ畑へ送り出した。そのまま向こうに根を下ろした人もいれば、稼ぎを持って戻った人もいる。縁は感傷では終わらなかった。1963年に町とカウアイ郡は姉妹島の関係を正式に結び、それはいまも続いている。島に渡る橋がかかったのはそのあと、1976年のことだ。

行く前に

現金
資料館は入口で入館料を払う方式で、現金を用意しておきたい。大島大橋の通行料は無料。島に渡ってから引き出せる場所を探すより、本州側で済ませておくほうが早い。
行く前に
資料館は月曜と年末年始が休みで、閉館は夕方前。夜まで開いている施設ではない。島そのものは瀬戸内の開けた土地で、通年おだやかだが、真夏は日陰が少なく暑い。
別ルート
九州からなら博多で新幹線に乗って徳山へ出て、山陽本線に乗り換えて大畠へ。車では山陽自動車道から柳井へ下り、大島大橋を渡る。島に入る道はこの橋一本だけだ。
降りたあと
大畠駅からの最後の行程は、橋を渡ってから海沿いの道を離れ、屋代の谷へ入っていく。資料館は海辺ではなく畑と家並みのあいだに建っているので、海ではなく案内標識を追うこと。