ポーラ美術館
実写(ライセンス済み)663highland / CC BY 2.5

箱根・仙石原No.1187★★地図で見る →

ポーラ美術館

culture穴場——実はすごい

箱根・仙石原の森に建つ美術館。建物のほとんどは地下にあり、地上に出ているのはガラスの入口だけだ。モネやルノワールの並ぶ展示室と、ブナの林を抜ける木道が、ひと続きになっている。

  1. 起点小田原駅
  2. 約1時間20分登山電車+送迎バス
  3. 降車ポーラ美術館(箱根登山バス・観光施設めぐりバス)
  4. そこから
  5. ポーラ美術館

狙い目

箱根の定番ルートに組み込まれた美術館で、穴場ではない。見落とされやすいのは、外から見えるものがほとんどないことのほうだ。建物は森に隠れるように設計されているので、入口の前に立っても規模がつかめない。地下に降りて、はじめて全体が姿を現す。

場所

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見どころ(歩く順)

森の遊歩道Ka23 13 / CC BY-SA 4.0
  1. ガラスの入口棟地上に出ている唯一の部分。木立のあいだに低く据えられている
  2. 地下へ降りるエスカレーターガラス張りの吹き抜けを、外の光とともに展示室へ下る
  3. ロビーの光壁背後から照らしたガラスを積み上げ、吹き抜けを立ち上がる壁
  4. 絵画の展示室印象派とその後の西洋絵画、続いて日本の近代絵画とガラス工芸
  5. 森の遊歩道ブナとヒメシャラの林を抜ける、全長約1kmの木道の周回路

実際の行き方

  1. 小田原駅→箱根湯本駅(箱根登山線)。
  2. 箱根湯本駅→強羅駅(箱根登山電車。スイッチバックで山を登る)。
  3. 強羅駅→ポーラ美術館(駐車場4番からの無料送迎バス、または2番のりばの観光施設めぐりバス・湿生花園前行き)。
  4. 先に森の遊歩道を歩き、それから地下の展示室へ。
小田原駅から箱根登山電車、強羅で乗り換え
小田原駅→(箱根登山線)→箱根湯本駅で箱根登山電車に乗り換え、終点の強羅駅まで登る。強羅からは、駅横の駐車場4番から出る美術館の無料送迎バスか、2番のりばの観光施設めぐりバス(湿生花園前行き)に乗る。どちらも美術館前に着く。電車もバスも日中は続けて出ているので、時刻表を細かく調べる必要はない。
強羅駅まで戻って山を下りる
送迎バスかめぐりバスで強羅駅へ戻り、箱根登山電車で箱根湯本へ、そこで小田原方面に乗り換える。山の中の路線なので終発は都心より早い。午後を長く使うつもりなら、帰りの時刻を強羅駅の表示で先に確かめておきたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

美術館があるのは富士箱根伊豆国立公園の中、仙石原の斜面の森だ。公園内は建物の高さが制限されるため、地上に出ている部分は8メートルに抑えられている。訪ねて最初に目に入るのは、木立のあいだに低く伏せたガラスの入口棟である。展示室は地上2階・地下3階に分かれ、ガラス張りの吹き抜けを降りるエスカレーターが来館者を地下へ運ぶ。光も一緒に下りてくる。設計は日建設計。日本建築学会賞とBCS賞を受けている。

おすすめの楽しみ方

先に森の遊歩道を歩き、そのあとで展示室に下りるとよい。遊歩道は美術館より早く閉まる(美術館は午後5時まで)から、この順番なら取りこぼしがない。しかも、建物が何に合わせて設計されたのかが、絵を見る前に腑に落ちる。雨の日でも困らない。館内のほとんどは地下だからだ。

歴史・背景

開館は2002年9月。コレクションはポーラ創業家2代目の鈴木常司が個人で集めたもので、本人が設立した財団に引き継がれた。中心は印象派以降の西洋絵画で、モネ、ルノワール、セザンヌ、ファン・ゴッホ、ピカソが並ぶ。日本の近代絵画、東洋陶磁、ガラス工芸、化粧道具までジャンルは広い。箱根の建物ができるまで、その大半は公開されていなかった。

行く前に

現金
観覧料は大人2,200円、大学・高校生1,700円、中学生以下は無料。箱根登山電車の各駅などで売っている前売券は窓口より安い。強羅駅からの送迎バスは無料で、観光施設めぐりバスは通常の運賃制。
行く前に
美術館は年中無休だが、展示替えのため臨時に休むことがある。森の遊歩道は展示室より早く閉まり、大雨や雪のときは開放時間内でも閉鎖される。曇った日は、閉鎖時刻より前に林の中が暗くなる。
別ルート
新宿からは小田急の高速バスで仙郷楼前へ。そこから観光施設めぐりバスに乗り換えれば、約3分で着く。
降りたあと
バス停は美術館のアプローチの前にあり、そこから歩く距離はない。強羅駅発の無料送迎バスも同じ場所に着く。