
神奈川西・伊勢原No.908★★地図で見る →
大山阿夫利神社
神奈川西部、大山の中腹に鎮まる古社。土産物屋の並ぶ石段の参道と、6分のケーブルカーで上がれる。下社からは相模の平野が広がり、本社はさらに登った山頂にある。
- 起点伊勢原駅
- 約50分バス+ケーブルカー
- 降車阿夫利神社駅(大山ケーブルカー)
- 徒歩
- 大山阿夫利神社
狙い目
ここは名の通った山の古社で、穴場ではない。秋の週末はケーブルカーに列ができる。静けさは時間帯の問題で、平日か朝いちばんの便を選べば、境内はほぼ山の音だけになる。
場所
神奈川のほかの記事 43件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- こま参道ケーブル駅へ続く石段の参道。土産物屋と食事処、大山こまの工房が軒を連ねる
- 大山寺駅ケーブルカーの中間駅。同じ名を持つ山の寺のすぐそばに置かれている
- 下社の拝殿ケーブルカーの終点から、最後の石段を上りきったところに建つ社殿
- 拝殿脇の展望台相模の平野を一望する開けた場所。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで2つ星
- 登拝門境内に立つ石の門。ここから山頂の本社へ続く登山道が始まる
実際の行き方
- 伊勢原駅北口4番乗り場→終点「大山ケーブル」(神奈川中央交通バス・伊10/伊11系統)。
- バス終点→大山ケーブル駅(こま参道の石段を約15分)。
- 大山ケーブル駅→阿夫利神社駅(ケーブルカー6分・途中に大山寺駅)。
- 最後の石段を上って下社へ。展望台で景色を見てから、山頂へ向かうかを決める。
- 小田急で伊勢原、バスとケーブルカーを乗り継ぐ
- 伊勢原駅北口4番乗り場から神奈川中央交通バス(伊10・伊11系統/大山ケーブル行き)に乗り、終点まで。そこからこま参道の石段を約15分上ると大山ケーブル駅で、ケーブルカーは6分で阿夫利神社駅に着く。バスの所要は出典によって25分とも30分とも書かれている。
- 同じ道を下る
- ケーブルカーで大山ケーブル駅まで下り、こま参道を歩いて終点のバス停へ。そこから伊勢原駅行きに乗る。ケーブルカーは夕方には運行を終え、バスの本数もそれに合わせて減るので、遅い便をあてにせず、暗くなる前に下り始めたい。
どんな場所か
大山は丹沢山地の東の端に立つ標高1,252mの山で、関東平野に近いぶん、麓から見上げると三角形の一峰として目に入る。神社は二段構えだ。ケーブルカーの終点にあたる中腹の下社と、山頂に鎮まる本社に分かれている。この山は古くから雨を祈る対象で、阿夫利という社名にもその響きが残っている。参道は土産物屋の並ぶ石段から始まり、短いケーブルカーを挟んで、最後にもう一度石段を上る形になる。
おすすめの楽しみ方
参道の賑わいと山の静けさを隔てているのは、たった6分のケーブルカーだ。だから行程は素直に二つに割れる。上りは店を冷やかし、着いてからは静けさに切り替える。展望台は写真を撮って通り過ぎるには惜しい場所で、靄の動き方ひとつで平野と海の見え方が変わる。山頂の本社まで歩くつもりなら、下りの最終便を気にせずに済む時間に登り始めたい。
歴史・背景
社伝では創建を崇神天皇の代、二千年余り前にさかのぼるとし、祭神には山の神である大山祇大神をまつる。この山はもともと雨を願う対象で、参詣地になるより先に信仰の山だった。江戸時代に入ると、大山への登拝は町の人々の行楽を兼ねた旅として広まり、講を組んで連れ立ち、木の太刀を奉納する習わしが生まれた。大山詣りと呼ばれた慣習である。下社からの眺めは、後にミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで2つ星に選ばれている。
行く前に
- 現金
- 参拝そのものに料金はかからないが、ケーブルカーと麓の駐車場は別に費用がいる。運賃と駐車料金は駅と駐車場の掲示で確認できる。参道の店は小さな個人店が多いので、ICカードのほかに現金も持っておきたい。
- 知っておきたいこと
- ケーブルカーは朝から夕方までの運行で、夜間は動かない。こま参道は坂ではなく階段なので、キャリーケースを引いて上るのはつらい。冬は雪と凍結があり、山頂への登拝路は散歩ではなく登山になる。
- 別ルート
- 新宿からは小田急小田原線で伊勢原へ出て、同じバスに乗り継ぐ。座って行きたければ特急ロマンスカーで大半の区間をカバーできる。
- 降りたあと
- 阿夫利神社駅を出ると、そこはもう参道の途中だ。ホームの真上に続く石段を上れば、下社の拝殿と展望台が正面に現れる。