
千葉南部・館山No.1277★★地図で見る →
安房神社
房総半島の南端近く、吾谷山のふもとに鎮まる旧安房国の一之宮。主祭神の天太玉命(あめのふとだまのみこと)は、日本のあらゆる産業の祖神としてあがめられている。
- 起点館山駅
- 約20分館山駅からJRバス
- 降車安房神社前(JRバス関東)
- 徒歩
- 安房神社
狙い目
穴場ではない。旧安房国の一之宮で、関東各地から参拝者が訪れる。違いは道のりにある。鉄道は神社まで届かないため、最後の区間はいつも路線バスか車になる。
場所
千葉のほかの記事 50件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 桜並木の参道白い鳥居から社殿へまっすぐ延びる、ソメイヨシノの並木道
- 下の宮房総を拓いたと伝わる天富命を祀る摂社
- 厳島社拝殿前の海食岩をくりぬいて祀られた、海の女神の末社
- 上の宮(本宮)檜皮葺き・神明造りの本殿。伊勢神宮と同じ様式
実際の行き方
- 東京駅(八重洲南口)→館山駅(高速バス「房総なのはな号」・JRバス関東)。
- 館山駅→安房神社前(JRバス関東 南房州本線・神戸経由 安房白浜行き、約20分)。
- 停留所から南へ歩き、白い鳥居から桜並木の参道に入る。
- 下の宮、厳島社、上の宮の順に参拝し、同じ停留所から館山駅行きのバスで戻る。
- 館山駅からJRバス
- 館山駅からJRバス関東の路線バス(南房州本線・神戸経由 安房白浜行き)に乗り、「安房神社前」で降りる。乗車は約20分。東京からは、東京駅八重洲南口と館山駅を結ぶ高速バス「房総なのはな号」が使える。時刻はJRバス関東の時刻表で確かめておきたい。
- 同じ停留所から館山駅へ
- 帰りは安房神社前から館山駅行きのバスに乗る。参拝に向かう前に、停留所かJRバス関東の時刻表で帰りの便を確かめておくと安心だ。
どんな場所か
安房神社は、館山市南部、緑に覆われた吾谷山(あづちやま)のふもとに鎮まる。白い鳥居をくぐると、桜並木の参道がまっすぐに延びる。拝殿の前には海に削られた大岩が横たわり、その岩をくりぬいて海の女神・市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)を祀る小社がある。本宮の「上の宮」に祀られるのは、朝廷の祭祀を担った忌部(いんべ)氏の祖神・天太玉命。紡績や製紙、建築、金属にゆかりの忌部の神々五柱も相殿に並ぶ。別に建つ「下の宮」には、孫神の天富命(あめのとみのみこと)を祀る。御神木の槙は樹齢約500年とされる。
おすすめの楽しみ方
参道をゆっくり歩き、下の宮で開拓の神に手を合わせてから、岩の社を経て上の宮へ進むと、境内をひと続きにめぐれる。参道の桜は4月上旬が見頃で、この時期の日曜日に桜花祭が開かれる。
歴史・背景
社伝では、天富命が阿波(いまの徳島県)の忌部の一族を率いて海を渡り、布良(めら)の浜の男神山・女神山に祖神を祀ったのが始まりで、「安房」の国名もこの移住に由来するという。ただし、この物語は伝承とみられている。717年に現在地へ遷り、平安時代の『延喜式』では名神大社に列した。明治には最高位の官幣大社となる。今の本殿は1881年の造営。1919年には社殿の下から5世紀初めの土師器の高坏が出土し、1932年に見つかった境内の海食洞窟からは22体の人骨が出た。
行く前に
- 現金
- お守り・御朱印・ご祈祷は社務所・授与所で受け付けている。バスには、JRバス関東の南房州本線と日東交通の館山周辺の路線で使える、スマホ限定の1日乗車券がある。
- 行く前に
- 2026年10月1日時点で、JR内房線は台風25号の影響で姉ケ崎〜木更津間の運転を見合わせており、再開まで少なくとも3か月程度かかる見込み。木更津〜安房鴨川間も通常の半分ほどの本数で運転している(JR東日本)。出かける前にJR東日本とJRバス関東の運行情報を確認し、車なら道路情報も見ておきたい。
- 別ルート
- 車なら館山自動車道・富津館山道路を富浦ICで降り、国道127号を館山・白浜方面へ南下する。神社に駐車場がある。
- 降りたあと
- 安房神社前の停留所は、神社の北側の幹線道路沿いにある。山の方へ南に歩くと、社号標と白い鳥居までは直線で約460m、本殿までは約720mだ。