見島
実写(ライセンス済み)LT sfm / CC BY-SA 3.0

山口北・見島No.821★★地図で見る →

見島

〜山口県最北端 日本海の離島〜

local穴場——実はすごい

山口県のいちばん北、日本海に浮かぶ有人の島。西洋種と交わらずに残った和牛の在来種がいて、海に面した斜面には石を積んだ古墳が並ぶ。

  1. 起点萩港
  2. 約70分萩港からフェリー
  3. 降車本村港(萩海運)
  4. そこから
  5. 見島

狙い目

見島は知られていない島ではない。観光協会があり、標識があり、時刻表も公開されている。静かなのは、あいだに海があるからだ。渡るだけで午前がほぼ消え、便は少なく、天候にも左右される。日帰りの近道は存在しない。来る人は、来ると決めて来ている。

場所

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見どころ(歩く順)

見島牛の碑LT sfm / CC BY-SA 3.0
  1. 本村港島の南、船が着く港。市の支所と旅館もこのあたりにそろう
  2. 見島牛の碑集落のそばに立つ、島の在来牛をたたえる碑
  3. ジーコンボ古墳群集落の東の斜面に、石を積んだ墓がおよそ200基。海を向いて並ぶ
  4. 宇津港台地をはさんで北側にあるもうひとつの港と集落
  5. 見島北灯台島の北端に立つ灯台。ここから先は外洋しかない

実際の行き方

  1. 萩市街→萩港(浜崎・見島航路の乗り場)。
  2. 萩港→見島・本村港(萩海運「ゆりや」約70分)。
  3. 本村港→集落と見島牛の碑(徒歩数分)。
  4. 集落→東の斜面のジーコンボ古墳群、そこから北の宇津方面へ。
萩港から本村港へ
萩海運の「ゆりや」が、萩市浜崎の萩港から見島の本村港まで渡る。所要は山口県の案内で70分、便数は季節により1日2〜3往復。船と宿は、別々にではなく一緒に押さえたほうがいい。
同じ船で萩へ戻る
本村港からは当日中に萩へ戻る便が出るが、最終は本土の感覚よりかなり早い。冬のダイヤは夏より薄くなる。海が荒れれば欠航し、ほかに島を出る手段はない。翌日に予定があるなら、必ず余裕を残しておきたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

見島は萩の沖、北へ約45kmの海にある。面積7.73平方キロメートル、有人の島がひとつきり。山ではなく玄武岩の台地なので、島の内側は畑と草地が広がり、見どころは台地が切れ落ちる縁にそろっている。港はふたつ。南の本村には本土からの船が着き、家並みの大半もここにある。北の宇津はもう少し小さい集落だ。橋はない。自分が乗ってきた船が、島に出入りする唯一の公共の手段になる。

おすすめの楽しみ方

航路は約70分。便は1日2〜3往復で、春夏のほうが秋冬より多い。だから旅程は自分でなく時刻表が決めることになる。便の多い季節なら日帰りも組めるが、ずっと早足になる。集落の旅館に一泊するかたちが、この島には合っている。海が荒れれば船は止まる。予定を固める前に、当日の運航を確かめておきたい。

歴史・背景

本村の東、海を見下ろす斜面にあるのがジーコンボ古墳群だ。土を盛るのではなく石を積み上げた墓が、7世紀から10世紀にかけて築かれた。日本の古墳としてはかなり遅い時期にあたる。この小さな島にこれだけの数が並ぶ事実は、ここが辺境ではなく、大陸へ向かう海の道の途中だったことを示している。島の牛も同じことを語る。西洋の牛と交配されないまま残った和牛で、だからこそ天然記念物として守られている。

行く前に

現金
きっぷは乗船前に港の窓口で買う。島ではカードを当てにせず現金を持っていきたい。食事と宿は、渡る前に宿へ話を通しておくほうが確実だ。
行く前に
この海域の便は天候次第で、秋冬のダイヤは春夏より薄い。島の北側は台地と崖がむき出しで、日本海から吹く風は集落で感じるものとはまるで違う。
別ルート
便によっては、本村だけでなく北の宇津にも寄港する。その便に当たれば、ふたつの集落を結ぶ道がそのまま一日の背骨になる。どちらの港に着く便かは、きっぷを買うときに確かめておきたい。
降りたあと
船が着くのは島の南端、本村港。集落は岸壁からそのまま始まる。支所も旅館も見島牛の碑も徒歩数分の範囲にあり、北の宇津へ向かう道もここから伸びている。